Need Help?

News

ニュース

2016.12.01

【報告】第2回 平成28年熊本地震復興支援ボランティア 活動報告

 11/25(金)~11/28(月)の日程で第2回 平成28年熊本地震復興支援ボランティア活動を学生30名、引率4名の計34名で行ってきました。
私たちは活動を始める前に、阿蘇YMCAの山田館長の案内で阿蘇の被災状況を全員で視察しました。テレビなどのメディアを通したものではなく、実際の甚大な被害の様子を目の当たりにして衝撃を受けていました。
 今回の活動のメインは、阿蘇市坂梨地区にある岡田さんのビニールハウスでの農業支援ボランティアでした。岡田さんはいちご農家で、4月には地震でいちごの棚が倒れて被害を受け、10月の噴火で火山灰がビニールハウスの中に大量に降り注いでしまったため、いちごの生育に深刻な影響が出てしまったそうです。
 学生たちは高設栽培行っている台の下に溜まっている火山灰を掃き清める係、台の周りにこびりついて固まった火山灰をそぎ落とす係、台の隅っこの方に溜まっている火山灰を歯ブラシで丁寧に取り除く係、皆が集めた火山灰をビニールハウスに運び出す係等、いくつかの係に分かれて、協力し合いながら作業を行いました。
ゴーグルに防塵マスクという少し息苦しくなる装備の上に中腰での作業という、体力的にはなかなか厳しい作業になりました。12アールもの広さがあるビニールハウスを見て、学生は当初、「これは無理だ」と思ったそうです。それでもみんな励ましあいながら必死で活動して、なんとかビニールハウス全体の清掃をほぼ済ませることが出来ました。
 依頼主の岡田さんからは作業の合間に、被災当時のお話を聴かせていただいたり、手作りのトマトジュースやドライいちごのクッキーを差し入れていただくなど、いろいろとお心遣いいただきました。岡田さんの想いを受取った学生達はなかなか作業をやめず、「あともう少し、もう少し…。」とギリギリまで頑張っていました。


〇スケジュール
・11/25(金) 
19:30に深草キャンパスを出発
・11/26(土) 
8:00に阿蘇YMCAに到着し、オリエンテーションの後、被災地域を阿蘇YMCAの山田館長の案内で視察
11:30~食事
12:30~阿蘇市の坂梨地区に移動し、イチゴ農家で農業支援ボランティア
16:30~入浴
18:00~食事
19:00~他大学との交流会
20:00~ふりかえり
21:00~掃除・自由時間
・11/27(日)
9:00~15:30まで休憩を挟みながら、農業支援ボランティアの作業の続き
17:00 阿蘇YMCAを出発
18:00~入浴
19:30~食事
・11/28(月)
8:00 深草キャンパスに帰京、解散。

 阿蘇YMCAの皆さん、いちご農家の岡田さん、阿蘇きぼうの家の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。


撮影:岩波友紀(フォトジャーナリスト)