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2018.12.13

2018年度 第5回REC BIZ-NET研究会・ りそな中小企業振興財団 技術懇親会「異種金属接合技術と構造物の疲労強度設計評価」を開催しました

12月6日(木)、2018年度 第5回REC BIZ-NET研究会・ りそな中小企業振興財団 技術懇親会「異種金属接合技術と構造物の疲労強度設計評価」を開催しました。

りそな中小企業振興財団では、地域で活躍されている中小企業の経営者や技術開発担当者などを対象として、「技術と経営」をテーマとする「技術懇親会」を各地で開催しています。

今回は龍谷大学REC BIZ-NET研究会との共催で「異種金属接合技術と構造物の疲労強度設計評価」をテーマに、本学理工学部の研究シーズを基にした研究会を開催しました。

研究会では、クルマや機械を構成する金属材料の軽量化と耐久性の両立、耐久性とコストの両立を目指し、アルミと鋼材、チタンと鋼材のような異種金属の溶接技術の研究開発が進められているなか、その技術の一つとして、摩擦によって発生する熱エネルギーと強圧力を利用し、従来の溶接技術では非常に困難な異種金属、非鉄金属の接合を可能とする「摩擦圧接技術」に着目し、「摩擦圧接技術」「疲労強度設計評価」の研究を第一線で行っている2人の教員より、技術動向や研究を紹介しました。さらに、これら研究に関わるX線/質量分析装置、強度試験装置などの見学会も実施しました。

<講演内容>
講演1「異種材料の接合技術-摩擦圧接と摩擦攪拌接合(FSW)-」
龍谷大学 理工学部 機械システム工学科 講師  森 正和
 
講演2「製品品質に直結する接合部の疲労強度評価」
龍谷大学 理工学部 機械システム工学科 教授 誉田 登 
 
摩擦圧接による異種金属の接合サンプル展示
展示協力:株式会社 大橋鉄工
  
大学施設見学(森研究室、誉田研究室、電子顕微鏡)
X線/質量分析装置、強度試験装置など




講演会、研究施設見学の後には、参加者と講演者を交えての交流会を行い、名刺交換や講演内容に関する質問が行われ、互いに交流を深める機会となりました。

RECでは、本研究会にご参加いただいた皆さまとの出会いを大切にし、今後も活動をおこなってまいります。