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2021.04.22

【文学部教員の活動】NHK「英雄たちの選択」放送(歴史学科日本史学専攻 木本好信 元教授)【文学部】

 このたび、木本好信先生(歴史学科日本史学専攻、2021年3月定年退職)が以下の番組に出演されました。
いまの日本の状況と重なるような、興味深い内容です。是非ご覧ください。

番  組  名 :NHK「英雄たちの選択 天平パンデミック 聖武天皇と橘諸兄 復興への葛藤」          URL 「天平パンデミック 聖武天皇と橘諸兄 復興への葛藤」
放送媒体 :NHK[BSプレミアム NHKBS 4K 同時放送 (その他オンデマンド配信予定)
放送予定日:2021年4月28日(水) 20時00分~20時59分
      (再放送 5月5日(水) 8時00分~8時59分)
番組司会 :磯田道史さん(歴史学者・国際日本文化研究センター准教授)
      杉浦友紀さん(アナウンサー)

【番組内容】
 現在と同じくパンデミックで日本中が甚大な被害を受けた時代があった。今から約1300年前の奈良時代、あの聖武天皇の治世である。海外から太宰府に持ち込まれた「天然痘」が日本全国に波及し、全人口の約3割が死に至る未曽有の厄災となった。
 パンデミック終息後、聖武天皇と側近・橘諸兄は、新たな社会構築にまい進。著しく損耗した国力の回復を行いつつ、仏によって護られた社会を目指した。前者の目玉となる政策は、開墾した土地の無期限の私有を認めた「墾田永年私財法」。これは、大化の改新以来の「公地公民」制を崩し、後の荘園制の端緒になる大胆な改革だった。後者の目玉は東アジア一となる巨大仏像の造立。しかし、民力回復と仏教による鎮護国家の政策は、やがて並び立たなくなってしまう。
 天然痘以降、如何して日本の国力回復と再生が行われたのか、聖武天皇と橘諸兄の取り組みを通じて探ります。


文学部歴史学科日本史学専攻 木本好信先生