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2021.03.04

農学部生とすき家による“どんぶり”をテーマとした共同プロジェクトを実施

【本件のポイント】
・“どんぶり”を題材として、株式会社すき家と龍谷大学農学部が連携した製品開発プロジェクト
・学生自身でゴールを設定し、どのようにして答えにたどり着くかを考えるPBL型(課題解決学習)のプロジェクト
・試作品等をポスターセッション形式で発表、審査員が各ブースを見学して審査

【本件の概要】
 龍谷大学農学部(滋賀県大津市)では、2020年8月から12月にかけて、国内店舗数日本1の牛丼チェーン店「すき家」を運営する株式会社すき家(東京都港区)の協力を得て、製品開発プロジェクト「DONBURI!ザワールドプロジェクト」を実施しました。
 本プロジェクトは、ゼンショー中央技術研究所所長による講演会と企画説明を行ったうえで、約70名の学生が参加。コロナ禍によるオンライン授業とステイホームで友人ができない新入生も多い中、22チームに分かれて、オンライン形式で約半年間かけて学びを深め、12月に学生たちが考えたどんぶりのアイデアをポスターセッション形式で発表しました。ゼンショーホールディングス、すき家といった企業の担当者と大学教員が審査員となり、課題発見や説得力、独創性などの観点から審査を行いました。すき家賞や学長賞など、審査点の高い上位6チームを表彰し、大盛況のうちに幕を閉じました。審査員から高い評価を受けた3点については、学生の考案したレシピをもとに、すき家社長が試食、商品としての実現可能性について検討を頂いています。
 このような企業と連携した製品開発プロジェクトは2016年度から始まり、今年で4企業目となります。過年度のプロジェクトでは、特許を得たアイデアもあるなど、社会実装教育として取り組んでいます。
 プロジェクトをとおして、学生にモノづくりの楽しさや試行錯誤するわくわくする気持ちなどを感じ取ってもらい、今後のキャリアや興味の幅を広げることを目的として継続していきます。また、学生のアイデアが多様な課題を解決に導き、社会に貢献できることを期待しています。

<審査結果> 賞名(基準):チーム名(企画内容) ※その他入賞チームは省略
1.すき家賞(企業様の点数が最も高い):チーム牛しゃぶ(アボタコ丼)
2.学長賞(総合点1位):チームどどん(相性ばつぐん!牛すじ煮込みのとろとろボルシチ×牛丼)
3.龍谷エクステンションセンター長賞(総合点2位):チーム資源3女(キンパ風牛丼)

<企業コメント:ゼンショーホールディングス中央技術研究所所長 永井 元 氏>
学生ならではのアイデアに感動した。我々が合わないと思っていた組み合わせや味付けがあって非常におもしろかった。何事においても、多角的な面から物事を見て、自分の発想を大切にしてほしい。

<学生コメント:農学部食品栄養学科1年上甲 佳奈・新川 菜月希>(すき家賞を受賞したチーム所属)
コロナ禍の影響で大学入学後、大学で授業を受けることができず、友人もなかなかできなかったが、このプロジェクトを通して、仲良くなることができた。アイデアを形にするには、種々、課題がたくさんあり苦労したが、楽しんで取り組むことができた。企業の方から評価されて非常に嬉しい。

 

受賞チームの発表・受賞の様子と作成ポスター

【すき家賞】チーム牛しゃぶ(アボタコ丼)




  

【学長賞】チームどどん(相性ばつぐん!牛すじ煮込みのとろとろボルシチ×牛丼)




  

【龍谷エクステンションセンター長賞】チーム資源3女(キンパ風牛丼)




 
問い合わせ先 : 農学部教務課 森本  Tel 077-599-5601