2021.03.02
2020年度 研究総会 ⽂化財・学術資料のデジタルアーカイブと多⾯的公開⼿法【古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター】
古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センターでは、2001年に古典籍デジタルアーカイブ研究センターとして開設され、2019年度より、本学重点強化型研究推進事業に採択され、装いも新たに「古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター」としてスタートしました。
研究課題は、「文化財・学術資料のデジタルアーカイブと多面的公開手法の研究」で、本学の建学の精神に基づいて収集した古典籍・文化財のデジタルアーカイブ資産を有効活用し、超臨場感技術等の最先端の手法を用いて、学術資料の多面的公開のためのデジタルアーカイブを形成します。また、文理連携型の学際研究と国際敦煌プロジェクト(International DunhuangProject: IDP)との国際連携の実績を基に最新の研究成果や科学分析等を通じて時代考証などの考察を加え、文化財・学術資料の保存・修復・継承を支援し、次世代デジタルミュージアムの構築をめざすことを目的としています。
人文系の「コンテンツ研究」、理工系の「公開手法研究」と「アーカイブ研究」の3つの研究グループからなり、単なる研究のための研究に留まらず、これまでにない斬新な方法で多面的に公開していくことも重要なテーマとしています。
今回は研究総会として開催し、2022年度の研究成果公開に向けたプロセスと考えています。
日時:2021年3月9日(火) 13:00-17:00
実施形態:オンライン
13:00 – 13:10 開会挨拶
(古典籍・⽂化財デジタルアーカイブ研究センターセンター⻑ 三⾕真澄)
13:10 – 13:50 グループC【クロスモダリティ・デジタルアーカイブ研究】
(司会:森正和)
・2020年度総括
森正和(先端理⼯学部機械⼯学・ロボティクス課程・講師)
・基調講演
・江⼾時代の奈良絵本と浮世絵における⾚と⻘
藤原学(先端理⼯学部応⽤化学課程・教授)
・研究成果報告
・ 数値制御⼯作機械を⽤いた彫⾦⽂様再現
⼩川圭⼆(先端理⼯学部機械⼯学・ロボティクス課程・教授)
14:00 – 15:00 グループB【⽂化財・学術資料公開⼿法研究】
(司会:曽我⿇佐⼦)
・2020年度総括
曽我⿇佐⼦(先端理⼯学部知能情報メディア課程・准教授)
・研究成果報告
・⾼品質エリア再⽣の実現
⽚岡章俊(先端理⼯学部知能情報メディア課程・教授)
・コンテンツ管理のためのデータベースの効率化
芝公仁(先端理⼯学部知能情報メディア課程・助教)
・体験・体感するインタラクション
外村佳伸(先端理⼯学部知能情報メディア課程・教授)
・⼒触覚提⽰を活⽤した体験デザイン
橋⼝哲志(先端理⼯学部知能情報メディア課程・助教)
・構造化光源による展観⽅式の検討2020年度⼤宮図書館ミニ展観
(佛教児童博物館児童画)から
岡⽥⾄弘(先端理⼯学部知能情報メディア課程・教授)
・VRによる⽂化財展⽰のための展開図引き出しインタフェース
曽我⿇佐⼦(先端理⼯学部知能情報メディア課程・准教授)
15:10– 16:05 グループA【⽂化財・学術資料コンテンツ研究】
(司会:三⾕真澄)
・2020年度総括
三⾕真澄(国際学部国際⽂化学科・教授/DARCセンター⻑)
・研究成果報告
・⽂化財保護・活⽤におけるデジアルアーカイブズの今年度の取組
北野信彦(⽂学部歴史学科・教授)
・⼤⾕光瑞の⽴体農法に関する現代的解釈
⽟井鉄宗(農学部資源⽣物科学科・講師)
・Cotton threads and cotton fibres: more remarks on the paper
fragments in the Otani Collection
慶昭蓉(DARC・客員研究員)
16:15– 16:35 全体総括・質疑応答(司会:三⾕真澄)
16:35 閉会挨拶
(古典籍・⽂化財デジタルアーカイブ研究センターセンター⻑ 三⾕真澄)
※ DARC:古典籍・⽂化財デジタルアーカイブ研究センター