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2021.03.02

京都市教育委員会、京都奏和高等学校と連携協定を締結【高大連携推進室】

2021年3月2日、京都市立京都奏和高等学校(京都市伏見区、以下「京都奏和高校」)にて、龍谷大学と京都市教育委員会、京都奏和高校との連携協定式を開催しました。

 

本学と京都市教育委員会との今後の連携強化を目的とした「龍谷大学と京都市教育委員会との連携協力に関する協定」を新たに締結し、本締結に基づいて、本学と京都奏和高校とで高大連携に関する協定を締結することとなりました。

 

新定時制として開設される京都奏和高校は、「不登校経験のある生徒や、行動や認知の特性による学びに困りがある生徒など」を出願資格とする特色を持っており、その特徴ある教育活動(カリキュラム)は社会的にも注目を集めています。そのような教育理念や教育改革は、本学の「建学の精神」や本学が掲げる誰ひとりとして取り残さない「仏教SDGs」の精神に合致していることもあり、本協定の締結に至りました。

 

本学では今後、京都奏和高校の正課外の活動に学生ボランティアの派遣や同校生徒の本学キャンパスへの訪問を通じて交流を深めることで、双方向の教育効果の高まりに期待しています。

 

入澤崇・本学学長のコメント

「龍谷大学では、昨年の380周年を迎えた際に、“自省利他”というメッセージを掲げました。我々の教育を省みる、そのような意味合いも込められています。学生達の可能性を引き出す、このことが教育の現場において重要です。

SDGsの目標の中に、教育、の項目が含まれており、我々は長年培ってきた仏教の精神とSDGsの理念を結び付け、仏教SDGsを推進しています。この連携はその精神と合致しています。ひとりひとりの学生を大切にする。龍谷大学の新たな教育の展開として大きな一歩を踏み出していきたいと思います。」

 

在田正秀・京都市教育長のコメント

「コロナ禍において、多くの学生が苦しい状況に陥っています。そのような中で学校の存在意義があらためて問われています。そのような中で、社会に貢献できる人材を育成するという龍谷大学の方針に感銘を受けています。今回の協定を通じて、龍谷大学と奏和高校との交流が生まれ互いに支え合う関係性を構築できればと思います。」

 

高﨑利明・京都奏和高校校長

「様々な方の協力のお陰でこの日を迎えることができました。現在日本には様々な不安を抱えた子供たち、保護者の方々が多くいます。そのような世の中で、本校の必要性を強く感じています。今般、龍谷大学と京都市教育委員会との協定を締結することができ、心強く感じています。新たな定時制高校として、様々な情報を発信していきたいと思います。」


協定締結の署名を行い、記念写真に応じる(左から)高﨑校長、入澤学長、在田教育長