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2021.03.16

【報告】海外体験学習プログラムオンラインスタディツアーを実施しました

3月9日と15日にオンラインスタディツアーを実施し、様々な学部、学年から33名の学生が参加しました。今まで長年スタディツアーを実施されてきた、認定NPO法人アクセスー共生社会をめざす地球市民の会と、ツナミクラフトに協力していただき、それぞれ、フィリピン、タイとをつなぎ、現地の今の様子、海外の人々の生の声を聞きました。

①3月9日フィリピン
協力団体:認定NPO法人アクセスー共生社会をめざす地球市民の会
テーマ:スラムに暮らす若者の声を聴く
内容:フィリピンアクセスの現地法人から中継し、都市スラム「トンド地区」に暮らす若者にライフストーリーを語っていただきました。また、貧困を緩和するフェアトレード事業についてアクセス事務局長 野田沙良氏から、解説いただきました。



③3月15日タイ
協力団体:ツナミクラフト
テーマ:農村コミュニティリーダーの声を聴く
内容:タイに住む日本人通訳の方から、タイの文化や宗教について紹介いただきました。ツナミクラフトスタディツアーの受け入れ先であるタレーノーク村の様子を中継、コミュニティベースドツーリズムを実践されている旅行会社スタッフのインタビューをお聞きしました。



参加した学生の感想
・フィリピンスラムの現状や女性の今までの辛い経験を聞いている時はとても心が痛く、底なし沼のような現状を前にこんなのどうしようも無い、と暗い気持ちになっていました。しかし、今変えたいと思った人達が動き続けることで何十年後かに、状況が変わってくることを信じて色々なことに取り組み続けたいと思いました。
・現地についてオンラインを通して見ることができ、日本で見られない光景もあり行ってみたいと思いました。街並みの中継は、留学などが厳しくなっている今、貴重な情報になります。
・タイとフィリピンは同じ東南アジアでも全然違うのだなと自分の目で確かめることができてよかった。このオンラインスタディツアーを通して、東南アジアにある貧困問題などに非常に興味や関心を持つことができました。これらの問題が解決していくように私自身何かしら行動を起こしていこうと感じました。
・タイの風景がとても印象に残り、旅行している気分で嬉しかった。アジアの国々について細かく学んだことがあまりなかったので、今後アジアの諸地域に視野を広げて学びを深めたいと思った。コロナが終息したらぜひ海外に行きたい。

今回のオンラインスタディツアーは、現地で地道な活動を10年、20年と続けてきたNGO団体の協力のもと実現できました。現地の人に寄り添い、ともに課題解決に取り組む活動をずっと継続されてきたのです。現地の人と向き合い、活動を継続されてきたNGOの団体に改めて敬意と感謝を伝えたいと思います。コロナ禍の中、海外に行けないという状況ではありますが、今回のオンラインスタディツアーのように、今だからこそ学べることが実はたくさんあります。コロナ禍だからといって消極的になるのではなく、どんどんいろんなことにチャレンジしていってください。センターはそんな皆さんの力になれるよう、これからもさまざまなプログラムを実施していきたいと思っています。