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2021.03.24

2020年度NEDO「ムーンショット型研究開発事業」に別役准教授・永野准教授が参画!

 農学部植物生命科学科の別役重之准教授および永野惇准教授のグループが、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)によるムーンショット型研究開発事業の「資源循環の最適化による農地由来の温室効果ガスの排出削減」プロジェクト(プロジェクトマネージャー:南澤究 東北大学特任教授)に参加することとなりました。

 本プロジェクトは、ムーンショット目標4「地球温暖化問題の解決(クールアース)および地球環境汚染の解決(クリーンアース)」において、2030年までに農地における温室効果ガスに係る循環技術を確立・実証し、2050年までに農地由来温室効果ガスの80%削減を実現することを目的とするものです。プロジェクトには、国立大学法人東北大学、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)、国立大学法人東京大学を中心に、国内18もの研究・教育機関が参加しており、特に土壌中の植物根周辺の微生物の働きを最適化による温室効果ガスの大幅削減を目指した研究に取り組みます。その目標の壮大さ・規模の大きさともにまさに「ムーンショット」な研究プロジェクトです。

 別役准教授・永野准教授からなる龍谷大学チームは農研機構の再委託機関として参画し、別役研究室で取り組んできた「植物―微生物相互作用のイメージング解析技術」(2020年度PCP論文賞受賞など)と、永野研究室で取り組んできた「植物にとって必要十分な野外環境を室内で再現できるほどの高度な環境制御技術」(2020年度日本植物生理学会奨励賞受賞など)を組み合わせ、本プロジェクト遂行の鍵の一つとなる農作物と温室効果ガス削減有用微生物との相互作用最適化に貢献することを目指します。

※ムーンショット型研究開発事業;日本初の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にはない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進する新たな事業として新たに創設され、NEDOなどの研究法人を通して運用されています。

【参考】
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構HP
国際シンポHP
・東北大学特任教授 南澤 究プロジェクトマネージャー
 東北大学大学院生命科学研究科HP
 南澤研究室HP
・別役 重之 准教授
 教員紹介
 研究室紹介(多細胞免疫動態研究室)
・永野 惇 准教授
 教員紹介
 研究室紹介(情報生物学研究室)


※HP掲載「研究開発概要」より引用