2021.03.31
高齢者を元気にする介護ツアー企画の下見と報告会をおこないました【社会共生実習】
社会学部の「社会共生実習(いくつになっても出かけられる~高齢者を元気にする介護ツアー企画~)」(担当教員:現代福祉学科 髙松智画)では、高齢者を対象とした学生企画の介護ツアー実施を目指してきました。
ツアーや高齢者に関する学習や企画立案とプレゼンテーション、意見交換などを繰り返しおこなった結果、滋賀県近江八幡での水郷めぐりを中心とする企画で2021年3月24日に実施することを決定しました。その後実施にむけて、詳細の検討を行い、案内チラシを作成していました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言が発令され、高齢者が対象のツアーであることから、実施を断念することに決定しました。

受講生が作成した案内チラシ

プレゼンテーションの様子
それまで、様々な準備を進めてきた受講生にとって、この決定は非常に残念なものになりましたが、宣言が解除された時のために、準備を進めたいとの強い思いから再度入念な下見をおこなうことにしました。受講生自らが車椅子に乗り、段差や階段の操作を体験し、トイレはバリアフリーなのか、手すりはどちらについているかなどの確認をしました。
また、下見の際に撮影した写真や動画を使って疑似体験ができるような動画を作成し、インタビューにご協力いただいた方々に動画を披露するとともに、ツアー内容について意見交換をする機会をもちました。
ツアーの開催は見送りとなったものの、受講生たちからは「実際に行ってみてわかることが多かった」「ミニゲームがあれば楽しめると思った」「こんな所があったのだと思える企画を考えたい」などの意見が出ていましたので、今回の体験で得るものは多かったように思います。
来年度は後期に開講のため、状況を見ながらツアーの実現に向けて活動していく予定です。
社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。