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2021.04.19

入澤学長へ「洲本プロジェクト・竹ビジネス班」活動成果として「あわじ島ちく」アレンジレシピ集 2021年版を贈呈【政策学部】

2021年4月16日(金)、政策学部の「洲本プロジェクト」の学生(大山千裕さん、山川拳さん)と担当教員(石倉研 講師、櫻井あかね 実践型教育プランナー)が学長室を訪れ、政策学部の「洲本プロジェクト」の活動報告を行うとともに、2020年度に制作した冊子 “「あわじ島ちく」アレンジレシピ集 2021年版” を入澤学長へお渡ししました。
 

本学政策学部のPBL(Problem/Project-Based Learning)科目「政策実践・探究演習(国内)」では、2020年度は「福知山・守山プロジェクト」「洲本プロジェクト」「亀岡プロジェクト」「京丹後三重・森本プロジェクト」の4つの個別プロジェクトが展開され、学生はいずれか一つのプロジェクトに参画して、政策実践と政策探究(調査研究)に取り組みました。
そのうちの一つ「洲本プロジェクト」では地域資源を用いて兵庫県洲本市の課題解決をめざした活動をしています。
 

洲本市には総合大学がなく、高校を卒業すると多くの若者が島外に出ていくことが人口減少・少子高齢化の大きな要因となっています。また基幹産業である農漁業の高齢化・人手不足や耕作放棄地・放置竹林の問題などもあります。
 

「洲本プロジェクト」では2018年度から放置竹林をテーマに活動しており、「竹ビジネス班」ではこれまで地元の方と一緒に竹林伐採整備を行い、竹を温泉施設の熱エネルギーとして活用する竹チップボイラーの仕組みについてヒアリング調査を行ってきました。その結果、放置竹林の解決には竹資源を活用する循環が必要であり、とりわけ経済的価値を生み出すことが重要であるという結論に至りました。
 

さまざまな活動をするなか、地元の高木氏(元洲本市地域おこし協力隊員)から、ご自身が取り組まれている幼竹メンマ製造の話を伺ったことをきっかけに、一緒にあらたな地場産業の創出と放置竹林の解決をめざして活動するようになりました。製造するメンマは、タケノコではなく1メートル以上に成長した幼竹から作ります。放置竹林の幼竹を素材にすることで、竹林整備につながります。
前述の高木氏、「淡路里山を未来につなぐ会」代表の辻氏、武田食品冷凍株式会社の武田社長の協力のもと事業化に着手し、完成した淡路島産メンマは、商品名「あわじ島ちく」として2020年9月から販売開始となりました。
 

そして広報を担当する「洲本プロジェクト・竹ビジネス班」メンバーは、この「あわじ島ちく」を使ったレシピを自宅で開発し、活用・PR方法のアイデアを出し合い 「あわじ島ちく」アレンジレシピ集 2021年版” を制作発行しました。
 

今年度はこれをもとに以下の内容を構想しています。
●料理教室の開催(オンライン含)
●新メニューの試食会の開催(生活協同組合コープこうべと共催)
●ふるさと納税の返礼品としてPR
●クックパッドとの連携
等々。より多くの方に認知していただける活動を展開します。
 

今後も政策学部「政策実践・探究演習」では、このような地域の政策プロジェクトへの参画、地域との交流などを通じて、気づきの力、プロジェクトマネジメント能力、思考力、コミュニケーション能力を養成し、課題を他者と協働して解決することのできる協働社会づくりに不可欠な人材育成を行います。
 

■「あわじ島ちく」の紹介はこちらをご覧ください
あわじ里山プロジェクト
 

■Lmaga.jp(エルマガジェイピー)で紹介されました
無添加国産メンマ「あわじ島ちく」誕生 淡路島の放置竹林から