Need Help?

News

ニュース

2021.04.27

尼崎小田高校国際探求学科による発表を聞きました【社会共生実習】

 「社会共生実習(多文化共生のコミュニティ・デザイン~定住外国人にとって住みやすい日本になるには?~)」(担当教員:現代福祉学科 川中大輔)では、4月23日(金)に兵庫県立尼崎小田高等学校の国際探求学科の生徒による発表をオンラインで聞きました。



 今回発表してくださった高校生たちは、尼崎市が地域参加する高校生を支援する「あまらぶチャレンジ事業ジュニアコース(あまらぶジュニア)」に参加し、多文化共生のプロジェクト活動を進めました。あまらぶジュニアのワークショップの講師を川中が担当していることから、今回のオンラインセッションへとつながりました。

 高校生たちは、尼崎市に住む外国人にとって住みやすい街にしたいとの想いから在日外国人の人数を調べた結果、10%を占めるベトナム人に焦点を当てて交流を試みました。
今回は「尼崎市在住のベトナム人との交流会を経て」との内容で交流会の様子や高校生が感じた課題を発表してもらい、その後には学生と質疑応答が行われました。


高校生による発表


質疑応答の様子


 交流会にはベトナム人3名が参加し、高校生たちと触れ合う中で「生涯学習センターでの日本語読み書き教室がコロナ禍で開催されず困っている」「日本人との交流の場がない」などの悩みが打ち明けられたといったことが報告されました。

 学生からは「交流会をとおして、他の国の方にも応用できると思った交流方法はあるか」「コロナ禍での課題が見つかったということだが、課題の解決策は見つかったか」などの質問がなされ、高校生からは、「名前の指名ゲームが盛り上がったので応用できると感じた」「災害時の案内作成をしていきたい」との回答がありました。


高校生の発表を熱心に聞く学生たち


 今回の発表を通じて、高校生たちが実際に問題解決意識を持ち、地域とかかわりを持っている姿に学生たちも刺激をもらいました。社会共生実習も地域でのフィールドワークを大切にし、課題の発見・達成に取り組んでいきます。今後も高校生はじめ、類似テーマを掲げてPBLに取り組まれている方々との交流を深め、双方の学びの機会を持っていければと思います。


学生から質問をしている様子


社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。