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2021.05.06

オンラインで「志咲塾」(中小企業の経営者の勉強会)と2回目の交流を行いました(経営学部 細川ゼミ)

 細川ゼミ(3年)では4月27日、オンラインで「志咲塾」と交流しました。志咲塾は、京都銀行山科中央支店の取引先企業の若手経営者による勉強会です。交流は3月23日に続いて2回目になります。志咲塾からは12人の方にご参加いただきました。学生の参加は21人(他のゼミの学生1人を含む)でした。
 今回の交流では、あらかじめ学生たちが質問テーマを考えて、それにもとづいてグループ討論を行う形で進行しました。グループの編成は、以下の4つでした(「人材育成」は2つで、全体では5グループ)。

  中小企業における人材育成
  中小企業の地域貢献・社会貢献
  中小企業の経営戦略
  起業と事業承継

 グループ討論に先立って、今回も志咲塾の会員様から話題提供をしていただきました。アイマーク税理士法人・代表社員の林徹郎さまと株式会社ヤサカ・代表取締役の西井康博さまのお二人でした。それぞれ自社の事業の概要や経営の発展などについてお話ししてくださりました。学生たちにとっては貴重な機会となりました。
 担当者(細川)の不手際で、ブレイクアウトセッションに移る際に時間をロスしてしまいましたが、時間をフルに使って経営者の方たちとの交流を深めさていただくことができました。参加した学生の感想を以下に紹介します(一部、抜粋。少し表現を変えている部分があります)。


 今回は、中小企業が求める人材をテーマにお話しを聞かせていただきました。大企業であっても中小企業であっても求めるものに大きな差はなく、人柄を重視されていることを知ることができました。またどんな会社であっても、その会社のカラーを知り、自分と合った企業を選ぶことが大切だと気付かされ、これからの就活に役に立てていきたいと感じました。

 上場している京都銀行のこととあわせて、地域の中小企業のお話を聞くことで、大企業と中小企業の地域社会への貢献の違いを詳しく知ることができました。「地域社会貢献」といっても、具体的に何をしているのかよく分からなかったけれども、今回の交流を通じて知ることができ、非常に良い時間でした。そして、今回の交流で、企業の地域社会貢献について、より一層興味を持ちました。

 ICTは「無駄なものを省き、磨きをかけることができるもの」と思って参加しました。しかし、ICTの導入は雑務を効率的にこなしてくれるようになった。そのしなくてよくなったことで社員一人一人が人にしかできない仕事に集中できるようになった。あくまで、人がいなければ成り立たない。そうお聞きして、進歩は人を脅かすものではない。進歩は私たちにしかできない仕事をする機会を与えてくれているのだと感じることができました。この変化は、この交換会でのとても大きな成果だと思いました。
  
 今回の交流で印象に残ったことは「社員のモチベーションの維持についてどのようなことを行なっているか」という質問に対して、「モチベーションは自分自身で上げるものであって他人に上げてもらうものではない」と仰っていたことです。これまではモチベーションの維持や、上げるといったことはリーダーの役割だと考えていたので意外な答えに驚きました。
 また、最後の全体の締めの挨拶で仰っていた「コロナ禍のような変化をピンチと捉えるのではなくチャンスと考える」という言葉も印象に残りました。これから自分が体験することになる就職活動に対して、不安もたくさんありますが頑張っていこうと思わされました。
 2回の交流を通して大学の講義では学ぶことのできない経営者の方々のリアルなお話が聞けて本当に良い機会になりました。また交流の機会があれば嬉しいです。ありがとうございました。

 今回の交流は、緊急事態宣言が発出されるもとでの開催となりました。このような状況下であるにも拘わらず、学生たちとの交流に快く応じてくださった、志咲塾の皆さまには改めて感謝申し上げる次第です。
 そして、経営者の方々の生の声を聞かせていただき、教室では学ぶことのできないことを学んだ学生たちが、いっそう積極的に大学生活を過ごすよう期待したいと思います。

                              (文責:細川孝)