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2021.04.30

農薬メーカーの現状と未来(資源生物科学科)

 2021年4月30日(金)1講時、資源生物科学科の「入門ゼミ」(1年生履修必修科目)において、バイエルクロップサイエンス株式会社技術顧問山下賢一氏を講師としてお招きし、「農薬メーカーの現状と未来」と題してご講演いただきました。
 山下氏から、農薬の開発に関する農薬登録の手続き、農薬登録に必要な安全性試験の方法、安全性評価の基準としての一日摂取許容量(ADI)などについて説明が行われました。また水田除草を例にして、除草剤が農作業時間の低減に果たす役割などを紹介されました。ドローンを使った薬剤散布、AIによる病害予測など最新のデジタル農業についても紹介がありました。
 学生からは、無農薬での農作物栽培の難しさ、農薬の果たしている役割がよく分かったとの意見が上がりました。そして学生の興味を引いたのは、ドローンやAIによるデジタル農業の内容でした。このような農薬メーカーに就職したいがどのようなことを勉強すればいいのかという質問が出るなど、1年生の時から自身のキャリア形成について考える機会となりました。