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2021.05.12

新任教員の紹介(マクロ経済学入門 鷦鷯 かおり 講師)【経済学部】

2021年4月、経済学部に新たに着任した教員をご紹介します。

■経済学部 現代経済学科
 鷦鷯 かおり(ささき かおり)講師(特別任用教員B)

<自己紹介>
 田舎生まれの田舎育ち。現在も田舎暮らしで、自家消費分程度ですがお米や野菜を育てています。
 子供のころから外で遊ぶことが大好きで、野山を走り回っていたので、現在もストレス発散は専ら体を動かすことです。特に子供のころから始めたバレーボールは現在も続けていますが、新型コロナウイルス感染症が拡がり始めたころから1年以上練習へはほぼ行けていない状態が続いています。
 自宅では、家事と2人の子供のクラブや習い事の送迎ばかりで自分の時間は無いので、せめて好きな映画を1本、ゆっくり座って観る時間が欲しい…と思っています。

<研究分野について>
 マクロ経済学を専門とし、とくに経済成長論を研究してきました。
 1960年代に盛んに研究された経済成長論では、長期成長率は人口成長や技術進歩などを外生的に与えられるものによって決まると考えていましたが、1980年代後半からの新しい成長理論は、長期成長は経済政策や国際貿易などの内生的要因によって影響を受けると考え「内生的経済成長理論」と呼ばれています。この内生的経済成長理論を用いて、企業の研究開発によるイノベーションが経済成長に及ぼす影響を研究しています。イノベーションを起こした企業が、その商品や技術から独占利潤を得ることができるなら、さらに研究開発に力を入れることにより技術開発を促進し、結果として経済成長に良い影響を与えると考えることができます。
 この流れを基本において、外国との技術の貿易は成長にどのような影響を及ぼすのか、イミテーションの存在はどうだろうか、など様々な要素を加えて検討しています。

<学生へのメッセージ>
 大学には日本各地から、あるいは海外から様々な人が集まっています。たくさんの友人と豊富な経験は、皆さんの将来に何よりの財産となるはずです。様々なことにチャレンジして、多くを学んでください。大学生の間にしかできないこと、今だからこそできることがみなさんを待っています。

<略歴等>
◆学歴、学位、経歴
 関西大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了 博士(経済学)

◆専門分野
 マクロ経済学、経済成長論

◆主な担当科目
 ミクロ経済学入門I, II、マクロ経済学入門I, II

◆主な研究活動
 “Economic Integration and Endogenous Growth Revisited : Pro-Competitive Gains from Trade in Goods and the Long Run Benefits to the Exchange of Ideas,” Professional Center for Business Research, Volume 2, January 2015.  Raul A. Barreto (Adelaide University, Australia) and Kaori Kobayashi


お米を自家栽培している様子