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2021.05.20

タネをつなぐ、ひとをつなぐ【社会共生実習「農福連携プロジェクト」】


 「社会共生実習(農福連携で地域をつなぐー「地域で誰もがいきいきと暮らせる共生社会に向けて」)」(担当教員:コミュニティマネジメント学科 坂本清彦)では、5月14日(金)に作物の種や苗を植えました。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、当初予定していた学外への実習が難しくなったため内容を変更し、学内で野菜などを育てることにしました。


落花生の種を見せている様子


せりの苗を紹介


 まずは用意された種と苗をそれぞれ確認しました。担当教員の坂本清彦先生から、何の種・苗かを聞かれ、なかなか答えられないものも多くありましたが、サツマイモ、セリ、ミント、しそ、エンツァイ(空心菜)、セロリ、かぼちゃ、落花生、バターナッツ、マクワウリの10種類を今回は植えていきます。


ポットに土を入れて準備


ひとつひとつに種を植えていきます


 次に、構内の一角で、不織布のプランター10個と育苗ポット40個に土を入れます。そこに種や苗を植えて水やりをしていきます。ミントは自宅に植えられていた苗を受講生が、シソとセリは実習のサポートスタッフが持参してくれたものです。
 
 
 また、かぼちゃ、落花生、バターナッツ、マクワウリは実習先の「おもや」(https://enkatsu.or.jp/)からいただいたものです。これらは、おもやさんが栽培した作物の中から良いものを選び、そのタネを自ら採種して作り続け、ときに知り合いの農業者とも交換し、時と場所をこえて維持してきた品種のタネです。

 受講生はそうしたタネの一部をいただいて苗から育てることで、タネがつなぐ人々の輪に加わったことになります。学外での活動ができるようになったら、苗をおもやの農地に移植して育てます。おもやでは、障がいを持つ人など多様な人々とともに農業で働く経験を通じて、さまざまな学びを得ることを目指します。


セロリの種の匂いを確認中


 学内作業の当日は天気にも恵まれ、暑いくらいの中「土いじりするのは10年振りかも…。」という受講生と、慣れた手つきで「実家で結構手伝っている」という受講生が協力して作業を進めました。久し振りの屋外活動で、身体を動かしながらの作業を受講生たちも楽しんでいる様子でした。

今後は水やりを行うなど管理を続け、苗を畑に移せるまで、学内に展示する予定です。まずは無事に苗が育つよう受講生たちも見守っていきます。


とても小さいセロリの種


想像していたよりも強いにおいでした

ミントの苗を植え替えしているところ


発芽するか楽しみです


社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。