2021.05.27
「GAFA」対策など最新の競争政策を聞く 社会学部で公正取引委員会「独禁法教室」をオンライン開講 <公正取引委員会幹部による特別講義 6月3日(木)Zoomによるオンライン開催 >
【本件のポイント】
- 情報寡占を推進する「GAFA」※などの「グローバル・デジタルプラットフォーマー」に対し日本政府がどのような対抗措置を展開しているかを、分かりやすく解説
- 全学生に開放し、高度情報化社会の「光」と「影」を総合的に学ぶ機会を提供
※「GAFA」とはGoogle、Amazon、Facebook、Appleの頭文字を取ったもので、世界的に展開して個人情報を収集している寡占企業群を総称する表現です。
【本件の概要】
龍谷大学社会学部は6月3日(木)、学部専攻科目「デジタルメディア論Ⅰ」の時間を用いて、公正取引委員会幹部による「独禁法教室」特別講義をオンライン開講します。
特別講義では、日本を始めとする諸国が対応を強めている「GAFA」などの「グローバル・デジタルプラットフォーマー」への競争政策の最新情報を重点的に取り上げていただくほか、少子高齢化の中で疲弊が進む地域公共交通機関と地域金融機関のカルテルを一時的に認めることによってサステナブルなサービス提供体制の構築を促す「独禁法特例法」(2020年施行)についても解説いただきます。
「独禁法教室」は公正取引委員会が独占禁止法の趣旨を広く学んでもらうために各教育機関などで行っている出張講義のひとつです。社会学部だけでなく、9学部・1短大・10研究科に属する全ての学生と教職員に開放されます。
公正取引委員会による同教室は従来、法学部の法学系科目や経営学部の産業組織論系科目など専門性の高い科目を受け皿として開講される場合がほとんどです。これに対して今回は、高度情報化社会の「光」と「影」の両方に着目して総合的に学ぶ「デジタルメディア論」を受け皿として、学生によるオンライングループワークを組み合わせることにより、従来にない広がりを持った講義となることが期待されます。
1.講 師: 公正取引委員会 事務総局 近畿中国四国事務所 所長 真渕博氏
2.タイトル :「最近の競争政策の展開~デジタルエコノミーにおける競争政策を中心に~」
3.開講日時 : 2021年6月3日(木)9:15~10:45(1講時)
4.科 目 名:「デジタルメディア論Ⅰ」(社会学部コミュニティマネジメント学科専攻科目)
5.科目担当者:築地達郎(社会学部准教授、情報社会学・社会広報学専攻)
6.開講方法 : Zoomを用いたオンライン授業(グループワークを含む)
問い合わせ先:龍谷大学 社会学部教務課
Tel 077-543-7614 Mail shakai@ad.ryukoku.ac.jp