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2021.05.30

【学生が投稿するWebニュースVol1】ー持続的な食循環プロジェクト始動ー  第1回農場実習「落花生の播種」

2021年農学部の新たな取り組みとしてスタートした「持続的な食循環プロジェクト2021」は農場で学生が栽培・収穫した作物をどのように付加価値のある商品として販売するのかという一連の流れを学ぶ機会として企画されたプロジェクトです。この取り組みの発信は学生の主体性を育むため、プロジェクトメンバーの視点で原稿を作成し、配信してまいります。

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初めまして。食品栄養学科3年生の塔原と橋本です。

私達は、落花生「おおまさり」を使用したオリジナルチョコレートの開発を行う「持続的な食循環プロジェクト」に参加しています。参加メンバーは植物生命科学科、資源生物科学科、食品栄養学科、食料農業システム学科に属する、1年生から3年生までの総勢19名です。このプロジェクトでは、龍谷大学牧農場での落花生「おおまさり」の栽培・収穫、チョコレートへの加工、商品の流通までを考え、実行することで第6次産業化・地域への貢献を目指しています。


2021年5月26日(水)、ついにプロジェクトが始動しました。
今回の農場実習は、チョコレートの開発に使用する落花生「おおまさり」の播種です。
冒頭に、プロジェクトコーディネート教員の吉村大輔農場専門技術助手から、播種方法について説明があり、「根の生える向きが不明な種子は、横向きに播種すること」、「覆土は種子体積の3~4倍量にすること」など播種の基本から、「種子の病害を防ぐために消毒済み種子を用いること」など応用的な播種方法まで、ご教授いただきました。

その後、約1000粒の種子の播種に取り組みました。気が遠くなりそうな種子の数でしたが、それぞれ交流を深めながら楽しく作業をおこない、時間もあっという間に感じられました。


一粒一粒、自分たちの手で播種した落花生は、ビニールハウスの中に並べられ、底面給水で栽培されます。底面給水という栽培方法は、漢字の通り、上から水を撒くのではなく、土がポットの底から水を吸い上げることによって給水される方法です。そのため、ビニールハウスの中はプールのように水が張られていきます。


そして最後に、落花生の苗を植える畑の見学へ向かいました。今はまだ何も植えられていない状態ですが、今回播種した落花生が発芽し、この畑へ植える日が待ち遠しいです。

次回の農業実習日は2021年6月23日の予定です。活動内容は、Instagram、Facebook、Twitterでも随時配信していきますので、ぜひご覧ください。

これからプロジェクトが本格的に始動していきます。プロジェクトメンバー全員で、それぞれの学科の強みを生かし、主体的に活動していきます。

文責 龍谷大学農学部食品栄養学科3年生 塔原、 橋本