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2021.06.03

コミュニケーションを描き,オンラインミーティングを楽しむ 【ファシリテーション技法】

講義を受けている様子


 社会学部の講義「ファシリテーション技法」(担当教員:コミュニティマネジメント学科 坂本清彦)では、5月25日(火)に、場づくりの専門集団NPO法人場とつながりラボhome’s vi(ホームズヴィ)のファシリテーターである山本 彩代さんをゲスト講師にお招きして、オンラインミーティングとコミュニケーションを描くグラフィックレコーディングの基本を学びました。


NPO法人場とつながりラボhome’s vi(ホームズヴィ)のファシリテーター、山本 彩代さん



 山本さんは、昨年、新型コロナウィルス感染拡大で授業がオンライン化される中、新入生も上級生も大学生活を楽しもうと企画されたRyukoku Online Start-up Week(ROSW)のオープニングセッションなどで、コミュニケーションの内容をその場で視覚化する「グラフィックレコーディング(グラレコ)」を担当された方です。山本さんがまとめてくださったグラレコはこちら



 ファシリテーションは、円滑なミーティング、より開かれたコミュニケーション、ひいては働きやすく成果の高い組織運営を促すさまざまなスキルを含みます。新型コロナウィルス感染拡大とそれに伴うリモート・オンラインコミュニケーションの普及で、ファシリテーションのあり方も急速に変容しています。


 今回のゲスト講義では、自己紹介を兼ねて山本さんがこれまでに関わってこられたオンラインファシリテーションの実践事例をお話しくださいました。受講生にはオンラインでも参加者が気持ちをうまく表現できるようなアイスブレイクや、Zoomの画面上でスタンプやチャットを使ってオンラインでも参加者の考えや意見を引き出す方法を、実際に体験してもらいました。そして、グラレコの基本になる線の引き方、顔のイラストの描き方、イラストのバリエーションの増やし方など、受講生にも試してもらいながら学んでもらいました。



 受講生からは「グループワークの工夫をたくさん知ることができてよかった」「ただ書くだけじゃなくて絵などを入れて工夫するだけで全然違う」「グラフィックによって文字だけでは伝わりにくい、想像しにくい未来のこと、あいまいなことが分かりやすくできる」「話すときの笑顔や議題へ入る前の場づくりなどのテクニックは参考にしたい」といったコメントがありました。


 ついつい引き込まれてしまう笑顔で、わかりやすくオンラインでのコミュニケーションやグラレコを説明して下さったことで、普段の授業とは少し違うファシリテーションの世界を経験することができました。山本さん、ありがとうございました。