2021.06.21
コロナ禍で分散開催される世界大会“ロボカップ2021ロジスティクスリーグ”に龍谷大学 瀬田キャンパスを会場として日本チームが参加< 2021年6月23日(水)~ 27日(日) 於:龍谷大学瀬田キャンパス>
【本件のポイント】
- “ロボカップ2021 ロジスティクスリーグ”(※)に龍谷大学瀬田キャンパスを会場として日本から3チームが参加
- 龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程 植村研究室のチーム『BabyTigers – R』は、世界大会である“ロボカップ ロジスティクスリーグ” に2011年から毎年出場しており、2015年は3位に入賞。今回実施する大会はこの世界大会の中で要素技術を競うため、「チャレンジ」が名前に追加された「ロボカップ ロジスティクスリーグ チャレンジ」。
- 日本チームのうち龍谷大学以外は世界大会に新規参加の高校チーム。今回はコロナ禍での開催のため、各研究室からオンライン接続の予定であったが、新規参加のため運営部分を『BabyTigers-R』が担当。日本チームは瀬田キャンパスに集まり一丸となって戦う。
※ “ロボカップ2021 ロジスティクスリーグ”
RoboCup(ロボカップ)とは1997年から毎年行われている、自分で考えて動く自律移動型ロボットによる国際 競技大会。その中でも工場のオートメーション化をテーマにしたリーグが「ロジスティクスリーグ」であり、これまでの大会は世界大会とドイツの大会でのみ実施されてきた。2020年9月に開催されたジャパンオープンにて龍谷大学瀬田キャンパスで「ロジスティクスリーグ」を行ったがジャパンオープンとしては初めての開催であった。今回参加する3チームは、その大会を経験している。
【本件の概要】
工場の生産ラインが大量生産から変種変量生産に変化する中、工場で活躍する自律移動型ロボットの研究とその研究発展のために、世界大会である「ロボカップロジスティクスリーグ」は約10年間毎年開催されてきています。本学植村研究室では2011年から毎年出場し、顕著な成績を残しています。また、当リーグに参加する唯一の日本チームとしてリーグの運営にも貢献し、積極的に大会をサポートしています。
2020年、日本でも「ロボカップ ロジスティクスリーグ」を開催しようと世界大会の運営委員である植村 渉 氏(龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程 講師)が日本での大会を提案し、その呼びかけに3高校が応え「ロボカップジャパンオープン2020 ロジスティックリーグ」を龍谷大学で開催することができました。このジャパンオープンではリモート時代に先駆けて、各チームがロボットを龍谷大学に送り、競技者はインターネット経由の遠隔操作でロボットを調整し、競技に参加する「無観客・無選手試合」を試みました。
2021年大会では緊急事態宣言が解除されるため、各高校チームの先生だけでなく生徒も会場に来て作業をする予定です。昨年との違いを比較することで、リモート競技に必要な要素技術を抽出することも目的としています。
1.実施概要
(1)名称 「ロボカップ2021 ロジスティクスリーグ チャレンジ - 日本会場」
(2)開催日時 2021年6月23日(水)~ 27日(日)9:00~18:00
(22日チーム準備日/23-27日競技/27-28日感想戦)
※「感想戦」は連日実施された他チームの競技動画を見て、評価し合う時間帯です。
オンラインのみでの開催となります。
(3)開催場所 龍谷大学 瀬田キャンパス1号館6階619教室(滋賀県大津市瀬田大江町横谷1-5)
(4)参加チーム 龍谷大学、奈良県立奈良商工高等学校(奈良県立奈良朱雀高等学校)、
三重県立四日市工業高等学校
(5)主催 2021年 ロボカップ2021 ロジスティクスリーグ実行委員会
日本現地実行委員長 植村 渉
(龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程 講師、ロボカップ日本委員会専務理事)
(6)協力 龍谷大学 先端理工学部
2.その他
下記URL(植村研究室)で大会の詳細を公開中。一般視聴も予定しています。
https://vega.elec.ryukoku.ac.jp/trac/wiki/robocupLogisticsLeague/2021RCLL
問い合わせ先 :龍谷大学 先端理工学部 電子情報通信課程 講師 植村 渉
Tel 077-543-7410 E-mail wataru@rins.ryukoku.ac.jp