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2021.06.28

こども教育学科の学修プロジェクト「大人もこどももともに育つ・生きる<いのち>」推進中―映画『さとにきたらええやん』の鑑賞、「こどもの里」館長・荘保共子さんのご講演―

2021.06.28
こども教育学科の学修プロジェクト「大人もこどももともに育つ・生きる<いのち>」推進中―映画『さとにきたらええやん』の鑑賞、「こどもの里」館長・荘保共子さんのご講演―

こども教育学科では、水曜日に開講している実習指導科目を中心に「大人もこどももともに育つ・生きる<いのち>」をテーマにした年間学修プロジェクトに取り組んでいます。その一環として、6月16日(水)に西成区釜ヶ崎にある児童館「こどもの里」のドキュメンタリー映画『さとにきたらええやん』を鑑賞し、23日(水)には認定NPO法人「こどもの里」館長・理事長の荘保共子さんをお招きして「子どもが生きる力を守る~子どもの貧困と子どもの権利~」と題してご講演いただきました。
子どもの貧困の背景には子育てをしている家庭(大人)の抱える困難があり、子どもの人権擁護のためには、地域社会との連携のもとに子育て家庭を含む支援の仕組みが必要だと語られました。子どもの遊びはまさしく「生きる」ことであり、その生命を守るためにのびのびと共に遊ぶ機会と環境を保障することが重要であると述べられました。また、貧困や虐待といった厳しい困難のなかにあっても、子どもたちは、ひたむきさや優しさを失わず懸命に生きようとしていることを教えていただきました。40年以上「こどもの里」において地域の子ども・子育て家庭を見守る活動をされている荘保さんのあたたかいお人柄と情熱あふれる言葉に、学生・教員も深く心を動かされました。
将来は児童福祉、保育・幼児教育にかかわる専門家としてはばたく学生たちが、子どもや子育て家庭の抱える困難に対峙するとき自分に何ができるのかを真剣に考え、これからの学びへの意欲を高めていました。


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