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2021.06.23

「昆虫学Ⅰ」にて講演会を実施~訪花昆虫と植物~

 2021年6月23日(水)1講時、「昆虫学Ⅰ」において、農研機構 農業環境研究部門 農業生態系管理研究領域生物多様性保全・利用グループ 上級研究員 前田 太郎 氏をお招きし、「訪花昆虫と植物」をテーマにご講演いただきました。
 最初に、ハチの分類について説明があり、その中のミツバチに注目して、日本にいるミツバチの種類や性質について紹介されました。そして、ミツバチを含む訪花昆虫(花粉を運ぶ昆虫)が農業や産業にもたらす利益と、現在起きているミツバチについての諸問題を、自身の研究結果をもとに説明されました。
 また、最後に外来種についても言及され、「外来種は敵で撲滅すべきもの」という単純なものの見方ではなく、多方面から物事をみる必要があることをお話しくださいました。
ハチの分類・分布、昆虫と人とのつながり、人の文化、さらには外来種と向き合うためにといった、ミツバチを通した多面的な講演でした。
 当初はオンラインで実施予定でしたが、6月21日に各地の緊急事態宣言が解除となったため、急遽対面でのご講演がかないました。講義のあとに熱心に質問をしにくる学生も多く、直接お話を聞かせていただく機会の大切さを実感する授業となりました。