Need Help?

News

ニュース

2021.07.26

土づくりマスターのいま(土壌学研究室)

 農学部の4学科では、「土壌学Ⅰ」という科目があります。作物を育てるために土は非常に重要です。我々が農業を行っている際に使用している土壌の材料や性質はどんなものがあるのでしょうか。日本だけでなく世界に分布する代表的な耕地や森林土壌の性質を学び、農業との関連性を学びます。
 特に、資源生物科学科では、土壌学Ⅰの発展で、「土壌学Ⅱ」を受講することができます。土壌学Ⅰで学んだ知識をもとに、土壌およびその材料を調査・分析するための手法や理論を学びます。
 土壌学に関連する資格として、「土壌医」という資格があります。一般社団法人日本土壌協会が主催する資格で、1級から3級までありますが、1級が「土壌医」と呼ばれます。1級のみ、土に関する研究実績や土づくりに関する経験等が必要となり、なかなか在学中に取得することは難しいですが、2級と3級は、農に関わる仕事を目指す学生には、おすすめの資格です。農に関わる企業では、基礎的な知識を有していることは非常に重要で、本資格を重要視しているようです。
 そもそも土壌医とは、土の健康を診断し、不調を治す専門医のことで、物理、化学、生物と多面的な知識を要します。

 農学部でも、土壌医検定を受ける学生が多くいます。この資格を活かした職に就いている卒業生の方もおられます。このたび、在学中に2級を取得した卒業生より、メッセージが届きました。職場周辺の写真が添付された文書には、今、この時がとても充実していることがうかがえます。
ぜひご一読ください。

農学部教員ブログ「若手土壌医(マスター) いま何してますか?」

■土壌医検定
各級以下のような名称で呼びます。
1級:土壌医
2級:土づくりマスター
3級:土づくりアドバイザー

<参考>
食と農の楽しさを伝えるWEBマガジン Mog-lab「土壌医ってなに?」

 勉学という名の【種まき】が、将来どんな形で【実】となるのか、誰にも予測はつきません。歩みを止めず一歩ずつ前に進む皆さんへ、陰ながらエールを送ります。