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2021.07.26

文学部山口雅広准教授の共著『「原罪論」の形成と展開――キリスト教思想における人間観――』が刊行【文学部】

2021年7月20日に、知泉書館から、上智大学中世思想研究所編『「原罪論」の形成と展開――キリスト教思想における人間観――』が刊行されました。

 

本学文学部の山口雅広准教授が、第8章「トマス・アクィナスの原罪論――彼のキリスト教的人間観の一面」を執筆しています。

同章では、トマスの原罪論が概観されるほか、原罪論を大前提の一つに据える彼の人間観には、キリスト教的な人間理解ばかりか、現代においても通用するような人間に対する根本洞察も含まれることが指摘されています。

 

同書には、この他、テルトゥリアヌス、オリゲネス、アウグスティヌス、ペラギウス派、アンセルムス、ビンゲンのヒルデガルト、オッカムのウィリアム、十字架のヨハネの原罪論に関する論考が含まれています。

キリスト教の原罪論や、根源悪、あるいは人間がもつ弱さといったものに関心をおもちの方は、ぜひご覧になってください。

 

目次と内容説明は、出版社のホームページでご確認いただけます。

http://www.chisen.co.jp/book/b554081.html