Need Help?

News

ニュース

2021.07.29

スポーツサイエンスコース・松永敬子ゼミが日本スポーツ産業学会会長賞を受賞

 スポーツサイエンスコース・松永敬子ゼミは、日本スポーツ産業学会第30回大会アイディアコンペ(2021年7月10日)において、日本スポーツ産業学会会長賞を受賞しました。


 学部共通コース(経営・政策・経済・法学部)スポーツサイエンスコース・松永ゼミでは、日本のスポーツ市場規模拡大ならびにスポーツ界の発展に貢献するために開催された日本スポーツ産業学会第30回大会アイディアコンペ(オンライン開催)において「プロ野球活性化」、「ニューノーマル時代の新たなスポーツサービス」と課されたテーマのもと、ゼミ生9名と教員が一体となり「野球場の車いす席エリアのリノベーション」というテーマを掲げ発表に挑みました。
 3回に渡る審査のもと、最終審査には選抜された応募者のみがオンラインにてプレゼンテーションを行い、本賞の受賞に至りました。これは松永ゼミが研究テーマとしているスポーツマネジメント、スポーツマーケティングを通じたまちづくり(地域活性化)を軸に、理論のみならず産公学連携の活動を通じ、実践力を身に着けることを重視した活動の成果のひとつでもあると言えます。
 尚、本コンペは学生のみを対象としたものではなく、研究者や企業などもエントリー対象となっており、今後は学会誌にも概要が掲載される予定です。


オンラインで発表を行う所さん(左)、赤嶺さん(右)

■学生PJリーダーのコメント(スポーツサイエンスコース・松永ゼミ 経営学部3年 所  沙夜さん)
 今回、私たちは「野球場の車いす席エリアのリノベーション」というテーマでアイディアコンペにエントリーし、日本スポーツ産業学会学会長賞という素敵な賞を頂くことができました。
 今まであまり注目されてこなかった「障がい者や高齢者などの車いす利用者の目線」で球場をより快適な空間にすることを目指しました。そして、車いすユーザーのみならず、同伴者や多くの家族や仲間との観戦促進に繋げる提案としました。先日の学長表敬訪問の際には、「ものごとは多様な見方をすべきであり、そうすることで視野が広くなることに繋がる」という入澤学長が大切にされている考え方を教えていただきました。また、龍谷大学の必修科目である仏教の思想の中の視座、そして本学が推進している仏教SDGsや私たちが意識しているスポーツSDGsに通ずる「だれひとり取り残さない」という目標にマッチした提案となりました。特に、提案したサービスのひとつである球場での電動車いすのバッテリー充電&レンタルサービスや、車いすエリアのリノベーション構想については、ヒアリングをさせていただいた企業様から賛同していただくことができました。次のステップとして球場での新たなサービスの実現を目標に、今後のゼミ活動を進めていきたいと思います。
 今回の受賞にあたり、本当にたくさんの方々にサポートしていただきました。この場をお借りして、心より御礼申しあげます。これからも感謝の気持ちを忘れず、ゼミ活動に精進していきます。


今回受賞した賞状

【日本スポーツ産業学会第30回大会アイディアコンペ概要】

 ・エントリー:龍谷大学スポーツサイエンスコース・松永敬子ゼミ (代表:松永敬子(経営学部))
 ・学会大会発表者:スポーツサイエンスコース 経営学部3年  所  沙夜(学生PJリーダー)
          スポーツサイエンスコース 経営学部3年  赤嶺咲希(ゼミ長)
 ・スポーツサイエンスコース・松永敬子ゼミ
      経営学部3年   所 沙夜 赤嶺咲希 荒木 篤 幾田敢大
         今田温稀    中鹿祐里 難波尚貴 湊 智美
      政策学部3年   村上由季  以上9名がエントリー

■スポーツサイエンスコース・松永ゼミの過去の活動は、以下のURL参照
 https://www.ryukoku.ac.jp/challenger/challenger26/20180501/index.html

■学部共通コーススポーツサイエンスコースについて、以下のURL参照
 https://www.ryukoku.ac.jp/faculty/course/

■学会大会アイディアコンペについて https://spo-sun.gr.jp/event/3890より抜粋
 〇アイデアコンペメインテーマ
 「プロ野球の活性化」「ニューノーマル時代の新たなスポーツサービス」

【趣旨】日本スポーツ産業学会では2016年より学会大会においてスポーツ政策・スポーツ産業活性化に向けた提言コンペを実施してきたが、九州産業大学で開催される第30回大会においては「プロ野球活性化にむけたアイデア」「ニューノーマル時代の新たなスポーツサービス」をメインテーマとしてアイデアを募集します。これと併せてメインテーマ以外の各種スポーツ産業活性化のための提案も幅広く募集します。それらを公表するとともに優秀なアイデアを表彰することによって日本のスポーツ市場規模拡大ならびにスポーツ界発展に向けた貢献することをめざします。

【テーマ】
 メインテーマ: 「プロ野球の活性化」 「ニューノーマル時代の新たなスポーツサービス」
 ※メインテーマ以外にも、スポーツ産業活性化のための提案も広く募集します。
 ※すでに事業化されているアイデアの応募も可能とします。

【募集対象】
 ▪ 個人および法人(団体)<ただし、学部学生は教員等を代表者としてください>
 ▪ 大学・学部・学科・コース・ゼミ等の単位で応募可 企業・団体も同様
 ▪ 学会員でなくても応募可。ただし発表者(学部生の場合には指導教員)には当日入会していただきます。

【審査】
 ▪ 一次審査:学会内に審査委員会を設置し15件程度を選定
 ▪ 二次審査:スポーツ庁、経済産業省に審査依頼(計6件選抜)
 ▪ 最終審査:7月10日(土)プレゼンテーション
 ※優秀賞として表彰(スポーツ庁長官賞、学会会長賞)