2021.07.30
2021年度龍谷大学文化遺産学研究会総会・講演会を開催【文学部】【文学研究科】
龍谷大学文化遺産学研究会では、このたび2021年度総会・講演会を開催いたしました。
本学会は、龍谷大学文学部歴史学科文化遺産学専攻の学生、教員、及びOBで構成される学内学会です。研究会、見学会、講演会などの活動を行っています。今年度の総会は、オンライン形式で開催されました。大学院生、学部生を中心に約80名が参加しました。前年度の事業報告及び決算、監査報告、新年度の役員選出、事業計画及び予算の審議が行われました。
総会終了後には、京都橘大学歴史文化遺産学科長の一瀬和夫教授を講師としてお迎えし、「世界遺産登録と百舌鳥・古市古墳群」と題してご講演いただきました。
一瀬教授のご講演は、今年の日本の世界遺産候補「北海道・北東北の縄文遺跡群」という非常にタイムリーな話題に始まり、今後の世界遺産の予定、世界の中の百舌鳥・古市古墳群を順次取り上げるものでした。映像を駆使したわかりやすいご説明で、世界遺産とは何か、また世界遺産登録の現状や課題などについて、ご経験に裏付けられた興味深いお話をいただきました。(本講演から数日後の7月27日には「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、ユネスコによって世界遺産に登録されました。)
一瀬教授は、ご講演の最後に、「古墳だけを構成資産とするのではなく、古墳づくりの社会、現在に至った資産の姿、そしてそれを支える社会を考えるべきである」という、重要な提言をされました。誠に刺激的な内容のご提言だったと思います。
日時:2021年7月24日(土)13時30分〜15時
オンラインで開催
総会:13時30分〜14時
2020年度事業報告及び決算、監査報告
2021年度役員選出・承認
2021年度事業計画及び予算
講演会:14時〜15時
「世界遺産登録と百舌鳥・古市古墳群」
一瀬和夫氏(京都橘大学教授・歴史遺産学科長)
本研究会の研究活動や、