2021.08.24
「スマホデビュー講座」の開催を目指して【社会共生実習】
「社会共生実習(地域エンパワねっと・大津瀬田東)」(担当教員:コミュニティマネジメント学科 准教授 築地達郎 )では、地域の高齢者の方々を対象とした受講生企画の「スマホデビュー講座」の開催を目指しています。
大津市瀬田東学区は、龍谷大学社会学部の最寄り地域です。「地域エンパワねっと」は、地元住民の皆さんとともに地域の課題を「発見」し、ともに「解決」し、地域と学生それぞれの未来に向けて「共有」していく――という独自のコンセプトが特徴。大津市内の複数地域で展開しています。
今年度は、コロナ禍で学生が地元の皆さんと直接会って議論したりコラボしたりすることができない状況下、オンラインツールなどを使って地元の潜在的な課題に取り組むことを模索してきました。そうした中で浮上したのが、“情報弱者”の皆さんを対象とする「スマホデビュー講座」のアイデアです。現在、実際にどのような需要があるのかを量・質ともに確認すべく、マーケティング調査のプランを検討しているところです。
7月16日(金)には、高齢者福祉を研究されている政策学研究科の大学院生の方と情報交換しました。
院生の方は、「高齢者の方がコロナで大変影響を受けたと実感しています。コロナで受けた影響を明らかにすることによって地域交流センターの再形成とデジタルネットワーク形成など色んな方法を検討していく中で私は大学生と連携していく事は有効だと思っています。また、スマホの操作で電話とメール以外に魅力を感じてもらうためにはどうすれば良いかを考えることも重要ですし、実際に起こっているスマホのトラブルが起きないようにしてあげることも大事です。」と話しました。
受講生からは「特に独り暮らしの高齢者の方で地域との繋がりの弱い方を対象にスマホ講座を開催したいと思いました。それを実現するには調査方法や地域ごとにどうやって人を集めているのかを考えていかなくてはならないと思いました」との意見があがりました。
大学院生の方の話を受けて、「スマホデビュー講座」が学生たちの独りよがりではないことが確認できたようです。開催に向けてますます意欲が湧いているようでした。
社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。