Need Help?

News

ニュース

2021.08.31

夏期オープンキャンパスにて活動報告をおこないました【社会共生実習】

 本学の夏期オープンキャンパスが8/7(土)と8/8(日)の2日間にわたって開催されました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため人数制限や、イベントによっては事前予約制を設けておこなわれました。

 社会学部の共通科目「社会共生実習」では前期に開講している9つのプロジェクトの中から4つのプロジェクトが活動報告を実施しました。
受講生による前期の活動報告を中心に、受講してみての感想や担当教員からのメッセージなどを来場してくださった高校生にお届けし、大学の授業や実習の雰囲気を少し感じていただくことができました。



 それでは、発表の内容と様子を簡単にご紹介します。

 8/7(土)には「雑創の森プレイスクールプレイワーカー」と「大学は社会共生に何ができるのかー文化財から“マネー”を創出するー」の2つのプロジェクトが発表をおこないました。

「雑創の森プレイスクールプレイワーカー」では、プレイスクール協会が運営しているプレイパークで子どもたちののびのびした遊びを支援しています。今回は2名の受講生から実際の活動内容などを伝えてもらいました。工作や川遊び、鬼ごっこなど子どもたちのやりたいことに合わせながら受講生たちは寄り添って活動していますが、初めは、どのように遊べばいいかわからず、困ったこともあったようです。そのような時には、協会のリーダーたちの対応から学び、最近では「遊び方」にも幅が出てきたとのことでした。
 
また、受講理由についても子どもが好きで受講したという場合と、反対に子どもが苦手で、苦手意識をなくすために受講したという話も聞くことができました。


「雑創の森プレイスクールプレイワーカー」による発表


受講生による活動内容の紹介


 午後には「大学は社会共生に何ができるのかー文化財から“マネー”を創出するー」を受講している学生たちによる活動報告がなされました。フィールドワークで西教寺や曳山博物館に行った時の様子を自分たちでまとめたスライドを流し、説明を織り交ぜながら前期に取り組んだ事例を紹介しました。

 受講生からは「受講理由」や「受講して身についたこと」などの具体的な話もなされ、来場した高校生たちからは熱心に耳を傾けている様子が伺えました。アンケートには「フィールドワークが楽しそう」「実習に惹かれた」などの意見もあり、興味を持っていただけたように思います。


「大学は社会共生に何ができるのかー文化財から“マネー”を創出するー」による発表


受講生ひとりひとりが受講理由などを伝えている様子


メモをとる来場者


 8/8には「自治体をPRしてみる!」と「「子どもにやさしいまち」を作ろう」の2つのプロジェクトが発表をおこないました。
「自治体をPRしてみる!」では担当教員が「PRする」とはどういう事なのか、実際に学生が過去に作成した動画作品も紹介しながら、わかりやすく説明しました。「PRとは自分が伝えたいことを伝えるのではなく、聞いてくれる人が聞きたいことを伝えることが大切であり、多くの人はそのことを頭では理解していても実際に作成するのは難しい」との内容が印象的でした。
 
 来場した高校生からは「面白かった。(学生の作品を観て)学生生活のイメージが少し湧いた」との声を聞くことができました。


「自治体をPRしてみる!」による発表


学生が作成した作品を紹介している様子


 引き続き午後には「「子どもにやさしいまち」を作ろう」を受講している学生たちが「龍大生と学ぶ子どもの権利」というテーマで発表をしました。
来場した方には、学生が作成した「事例が権利に違反しているかどうか」を問うオンラインアンケートに回答いただき、そのデータも報告しながら、実際に権利の何条目に違反しているのかを丁寧に説明していきました。

 例えば、子どもの生活に関する事例では「習い事、部活、塾などで忙しく、休みがない」という事例に対し、回答者の50%はグレー、37.5%はセーフ、12.5%はアウトとの結果でしたが、この事例は実際には第31条に違反しているというものでした。
 
 発表後におこなったアンケートには「大人がもつ権利のことを考える機会があっても、子どもの権利のことを考えたことが無かったので、考えさせられる機会だった」「一生懸命さが伝わるプレゼンだった。色々知らない事もあり勉強になった」などの意見がありました。


「「子どもにやさしいまち」を作ろう」による発表


本来は、8/21(土)にも他のプロジェクトによる活動報告を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止となりました。

今回の発表をとおして、大学生の学びの様子や、高校とはまた違った学びを知っていただくことができました。後期も引き続き、可能な範囲で活動に取り組んでいきます。


社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。