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2021.09.27

夏のワークショップをおこないました(大学は社会共生に何ができるのかー文化財から“マネー”を創出するー)【社会共生実習】

 8月25日に、「社会共生実習(大学は社会共生に何ができるのか-文化財から“マネー”を創出する-)」(担当教員:社会学科 髙田満彦)にて、オンラインによるワークショップが開催されました。



 当日は、以前よりお世話になっている専門家の方々(嵯峨美術大学 芸術学部デザイン学科 教授 小畑博正氏 / 大津市歴史博物館 副館長 木津勝氏 / 大津市役所観光振興課 主査(観光戦略グループリーダー) 松本久孝氏 / 大津市役所都市魅力づくり推進課 加藤高明氏、杉江進氏、藤原周二氏 / (株)まちづくり大津 清水健司氏)に加え、前年度から交流をおこなってきた愛媛大学社会競争学部 地域資源マネジメント学科 文化資源マネジメントコース 槙林教授とゼミの受講生5名にも参加していただきました。


受講生による「旧大津公会堂」についての発表の様子


 今回のワークショップでは、大津市にある「旧大津公会堂」の活用を考えるというテーマでグループワークをおこなうため、はじめに本プロジェクトの受講生による大津市と「旧大津公会堂」についての発表がありました。
その中で、受講生の考える「旧大津公会堂」の活用策として「地域住民向けの映画上映会の開催」と情報発信室からおこなう取り組みとして「大津のロケ地紹介」の2点が挙げられました。


グループワークにて意見交換


 その後、5つのグループに分かれ上記の2点について、以下の質問をし、それぞれの意見を聞いていきました。

まず「映画上映」について、参加したいと思うか、どのような映画なら参加したいか、広報の仕方、参加費の上限を聞いてみると、「古い映画の上映なら参加したい」「動画配信サービスで満足できるので参加しない」「旧大津公会堂の中にあるレストランと連携しワンドリンクやフードを含めて1000円程度なら」といった意見が上がりました。


「旧大津公会堂」の活用方法について質疑応答の様子


 次に「ロケ地巡り」については、「映画のブームに左右され、一度きりになりがち」「何か追体験できることが大切」などの意見があり、
ロケ地から他の観光資源へのつながりを増やすためにはどうすればいいか、また観光客を呼び寄せる方法は?という質問に対しては「マップを作成する」「食や動物などかわいい物と関連づける」「人気のある魅力的なものを売るというのが一番集客になりやすい」など様々な意見を聞くことができました。


 最後に専門家の方々からは、「映画上映などをした場合、それを次にどう活かしていくのかも大切」「実際にきてもらう人の視点をプラスして考えるとより良くなる」「ターゲット層を明確に絞ると効果的なアプローチができる」といったことを教えていただきました。 

 受講生が今後の活動の中で、いただいた意見などをもとにどのような企画を考え、取り組んでくれるか楽しみです。


社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。