Need Help?

News

ニュース

2021.10.20

理工学部博物館学芸員課程主催「10年間ふるさとなみえ博物館」開催(10月25日(月)~11月6日(土))

 10月25日(月)から「10年間ふるさとなみえ博物館」巡回展を瀬田キャンパスRECホールで開催します。
 原発で避難した浪江町の小学生が10年間の地域学習の成果を博物館展示としてまとめたものです。
 今回瀬田キャンパスでの開催にあたっては、理工学部博物館学芸員課程の学生が展示に関わる実務を手がけます。また、社会学部コミュニティマネジメント学科「フクシマプロジェクト」の学生が広報活動の分野でお手伝いしています。
 ぜひご来場ください。

 浪江町立津島小学校は、東日本大震災による福島第一原発事故の影響で全町避難せざるを得なかった浪江町の北西部にあり、同町立浪江小学校などとともに、避難先・二本松市にある旧二本松市立下川崎小学校の校舎を使用してきました。しかし、最後の児童となった須藤さん卒業に伴い、避難先小学校は今年3月末で休校となりました。
 津島地区は、某テレビ番組で有名な『福島DASH村』のあった場所として知られています。

 避難先再開小学校では原発事故後、「子どもたちが浪江を忘れないように」という想いから、ふるさとの文化や伝統を学ぶ郷土学習「ふるさとなみえ科」が創設され、多くの子どもたちが本来のふるさとの浪江町と新しいふるさとともいえる二本松市について学んできました。
 「10年間ふるさとなみえ博物館」は、先輩児童を含めて10年間にわたった学びの様子や成果物などを須藤さんがたった一人でまとめ、今年2月から3月にかけて二本松市の避難先小学校で開催されたものです。
 今回、この「10年間ふるさとなみえ博物館」をまるごと浪江町から借用した巡回展が、関西の博物館学芸員ネットワークの企画で実現することとなりました。高槻市立自然博物館(9月18日から10月17日)での展示を皮切りにスタートしています。

 龍谷大学瀬田キャンパスでは滋賀県内での第一弾として、10月25日(月)~11月6日(土)の期間、RECホール1階展示スペースで開催します。瀬田では、二本松市での展示の様子を可能な限りそのまま再現することにしています。
 


チラシ(表面)


チラシ(裏面)