Need Help?

News

ニュース

2021.10.22

「政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト」第二回フィールドワークを実施【政策学部】

10月16日(土)に「政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト(以下、洲本プロジェクト)」(担当:石倉 研講師)の第2回フィールドワークを行い、学部生20名が参加しました。

2021年度は「千草竹原班」「塔下新池班」「竹ビジネス班」「連携づくり班」の4班に分かれて活動しています。コロナ禍で宿泊はできない日帰りフィールドワーク。洲本市に到着したあとは各班の連携先へ移動しました。

千草竹原班
千草竹原班は、洲本市域学連携事業の初年度からパートナーである千草竹原のこれまでの活動や地域の様子がひと目でわかるようなアーカイブ雑誌を作成しています。9月には大学で白石副学長にインタビューを行いました。今回のフィールドワークでは、千草竹原地区のリーダーである太田さんと水田さんに話を聞きました。完成した雑誌は、洲本プロジェクトの後輩や千草竹原に移住してきた方、視察者の方々に読んで活用してもらいます。インタビューのあとは、洲本市地域おこし協力隊の谷口さんが水田さんから継業した原木しいたけ栽培園で、しいたけ狩りを体験しました。



連携づくり班
連携づくり班の2021年度ミッションは、政策学部卒業生で洲本市地域おこし協力隊員の谷口さんの起業を応援することです。谷口さんは学部2年生のとき域学連携に参加したことをきっかけに卒業後も洲本に通い続けて、現在は移住しています。着任3年目になる今年は、卒隊後の起業をめざして準備を進め、千草竹原での原木しいたけ栽培や、テントサウナ事業の可能性について調査してます。

連携づくり班は、谷口さんや千草竹原担当の隊員として今年着任した小林さんと共に、洲本市の冬の観光資源開発に取り組んでいます。今回のフィールドワークでは、テントサウナの設営方法を学び、大浜海岸や千草竹原の視察を行いました。


塔下新池班
塔下新池班は、五色町鮎原塔下(あいはらとうげ)にある塔下新池を管理する田主(たず)の皆さんと、鮎原米の販売について話し合いました。2021年11月24日に龍谷大前深草駅で開催予定のマルシェで、鮎原米とあわじ島ちくを販売したいと学生から企画書の説明がありました。

田主の方から米づくりにかかる年間経費の資料が配られ、肥料等の購入費や農機具返済費用がかさみ、従来の販売方法だと赤字である旨が説明されました。現在、塔下地区では大規模は圃場整備が進められ、農地集約や集落営農組織について検討されているところです。若い人が就農するには農業の収入を増やすことが課題ですが、それが困難な状況にあることを学びました。

竹ビジネス班
竹ビジネス班は、塔下新池班と一緒に田主の皆さんにマルシェの企画を説明したあと、市内のコーナンに設置された「ゴトカン-ご当地缶詰の自動販売機」を見にいきました。10月からあわじ里山プロジェクトの商品が販売されたばかりで、11月からは竹ビジネス班が企画した「きょうの晩ご缶」も販売開始されます。



*政策学部ではPCR検査を導入しており、フィールドワーク参加者全員がPCR検査を実施し、陰性が確認された学生のみ参加しております。