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2021.10.15

田中 利和 准教授らによる特別展示 「エチオタビと歩きだす~ 日本からエチオピア、地下足袋の旅」のご案内【経済学部・経済学研究科】

 牛とともに畑を耕す「牛耕」による農法が営まれるアフリカ・エチオピアのウォリソ。地域研究者の田中利和氏(龍谷大学経済学部現代経済学科・准教授)は、長年、現地の農耕民と生活を共にしながら研究を進めてきました。ある時、日本から持ち込んだ地下足袋が、裸足で畑を耕してきた人々の足を護るため大いに役立つことに気づき、近年はエチオピアの職人らとともにエチオピア産地下足袋の製作と改良を重ねながら、普及をめざして活動しています。

「エチオタビ」「ウォリソタビ」と名付けられた、田中氏が率いるエチオピア産地下足袋。その活動に研究者やアーティストが参画し、日本の伝統的な履物である地下足袋の可能性を広げ、地下足袋を通してエチオピアと日本を橋渡ししていこうと、さまざまな取り組みをおこなってきました。

 本展では、エチオタビ・ウォリソタビのこれまでの活動をふりかえるとともに、エチオピアで田中氏とフィールドワークを共にした研究活動として、甲斐洋行氏(東北大学材料科学高等研究所・助教)による「エチオタビセンシングのための異業種連携のプロトタイピング」、伊藤大亮氏(東北大学大学院医工学研究科・特任助教)による「エチオピアのとある村人達の身体機能を診てみました」に加えて、エチオピアの人々との絵画の協同制作から絵本づくりを行った是恒さくら氏(アーティスト)の多言語絵本『うしのあし ひとのあし』を紹介します。尚、本展示は東北大学東北アジア研究センター共同研究の成果の一部です。

 会場は、1919年創立の岡山県の地下足袋メーカー「丸五」の東京・日本橋旗艦店である「MARUGO TOKYO」。日本で培われてきた地下足袋の歴史がエチオピアへと届き、エチオピアとのあたらしい出会いがうまれる場面に、ぜひお立ち会いください。

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特別展示「エチオタビと歩きだす~日本からエチオピア、地下足袋の旅」

|展示会期|
2021年10月16日(土)~12月3日(金)
午前11時~午後7時
*日曜・月曜・祝日は休業日となります。

|会場|
MARUGO TOKYO
住所:東京都中央区京橋1-17-1 昭美京橋第2ビル1階
アクセス:東京駅八重洲中央口より徒歩10分
電話:03-3566-6105
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|展示に関するお問い合わせ|
田中利和(龍谷大学経済学部現代経済学科・准教授)
メール: tanaka.et@econ.ryukoku.ac.jp

|エチオタビ・ウォリソタビについて|
•    Mana Ethiopia-エチオピ屋の研究記録(田中利和氏・ブログ)

•   Facebook「アフリカ地下足袋プロジェクト」

*本展は入場無料でご覧いただけます。
※新型コロナウィルス感染拡大状況により、延期・中止となる場合がございます。ご了承ください。

|謝辞|
東北大学附置研究所若手アンサンブルプロジェクト、東北大学東北アジア研究センター

|後援|
京都大学学際融合教育研究推進センター