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2021.10.29

【学生が投稿するWebニュースVol6】-持続的な食の循環プロジェクト チョコレート工房の見学-

2021年10月6日(水)、日仏商事株式会社「CACHALOT」様の工房へ伺いました。日仏商事株式会社様は1969年、フランスパンを日本に広めたいという思いから設立された会社です。また、お菓子の原材料として缶詰が主流だったフルーツを冷凍のフルーツピューレとして販売を開始され、現在でも売れ行き商品として取り扱われています。なかでも、私たちがお世話になっている日仏商事株式会社様のブランドの一つである「CACHALOT」様には、今回のプロジェクトを進めるにあたって、落花生おおまさりを使用したチョコレートのレシピの開発から製造を行っていただいています。今回は、神戸市にある「CACHALOT」様の工房を見学させていただきました。



衛生管理の徹底や、チョコレートの品質管理のために温度管理を徹底されているのを目の当たりにし、私たちも実際に箱に詰めていく際には気を引き締めなければならないなと、勉強になりました。たくさんのチョコレートを作られているため、機械に頼られて生産されているのだと想像していましたが、ひとつひとつ丁寧に手作業で作られており、お話を伺った際には、職人の技術を補うための機械なので機械がメインではありませんとおっしゃられていて、チョコレート作りに対する強いこだわりを感じました。


出来立てのチョコレートの試食もさせていただき、出来立てだからこそ感じることのできる風味の豊かさや優しい甘味に感動しました。また、「CACHALOT」様では、神戸市でよく採れる山椒を使用した珍しいチョコレートを製作されています。山椒の試食もさせていただいたのですが、一見チョコレートとの相性が悪そうな山椒がこのように美味しいスイーツとなるのかと、とても驚きました。


昨年、龍谷大学で収穫された落花生おおまさりを使って作ったチョコレートの中身となるプラリネを2種類用意してくださっていて、そちらの試食もさせていただきました。全く違う風味だったため、異なるレシピなのかと予想していたのですが、同じレシピで作られたもので、収穫時期や輸送状況などによって味や風味が違ってくるということを教えていただきました。今回、販売するチョコレートに使用される落花生おおまさりは私たちが播種から携わったもので、もうすぐ収穫の時期がやってきます。今までで一番味も風味も良くなるようにまだまだ努力していきたいなと、改めて感じました。
今回のプロジェクトで販売するチョコレートがどのように作られたのかを知る貴重な時間をくださった「CACHALOT」様、本当にありがとうございました。チョコレートの販売が大盛況になり恩を返せるように、私たちプロジェクトメンバー一同、まだまだ頑張って参りたいと思います。
活動内容は、Instagram、Facebook、Twitterでも随時配信していますので、ぜひご覧ください。
文責 龍谷大学農学部食品栄養学科3年生 塔原