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2021.11.11

京丹後三重・森本プロジェクト フィールドワークを実施【政策学部】

2021年11月7日(日)秋晴れのもと、「政策実践・探究演習 京丹後三重・森本プロジェクト」の学生10名と教員2名が、第2回フィールドワークを実施しました。
三重・森本里力再生協議会、まんぐるわ三重・森本、京丹後森本アグリ株式会社、小町の里生産組合のほか、京丹後市議会議員、地域おこし協力隊、京丹後市大宮市民局など多くの方にご参加いただき、本当に久しぶりに地域の皆様と交流することができました。


活動終了時の記念写真。撮影時のみ、マスクをはずしています。


各班の活動は以下の通りです。
■政策班は、谷垣先生とともに、京丹後森本アグリ株式会社と小町の里生産組合が管理しているゲンゴロウ水田で生き物調査を実施しました。この水田は、本プロジェクトが地域ブランド化しようとしている「ゲンゴロウ郷の米」が生産されている水田です。収穫後も生物の棲み処として水を残している「ひよせ」に生き物たちが生存しているかどうかを定期的に調査しています。学内でも販売している「ゲンゴロウ郷の米」は、この生物調査も農法の条件に入れています。今回の調査でも「マルガタゲンゴロウ」の他、多様な生き物を確認できました。


「ひよせ」での生物調査  


希少種「マルガタゲンゴロウ」確認

■広報班は、「ゲンゴロウ郷の米」の新しいパッケージデザインを考えるワークショップを地域の皆さんと実施しました。これまでのパッケージに対する消費者の意見を参考にしながらターゲット層を明確にし、伝えたいメッセージを整理した後、学生が考えた4つの原案を提示しながら地域の方々の意見を伺いました。今後、学生側でさらにデザインを絞りこんで、都会の消費者層へのテストなどを通して来年の新米販売までに完成予定です。


パッケージで消費者に伝えたいことは?


新しいパッケージ案を提示しながら議論


■経済班は、11月24日(水)に予定している京阪「龍谷大前深草」駅マルシェの取組に向け、「ゲンゴロウ郷の米」2合パックの準備作業を実施しました。今年の「ゲンゴロウ郷の米」の学内販売から、従来から提供いただいている京丹後森本アグリ株式会社以外に、同じ農法を遵守して生産している「小町の里生産組合」の米も取り扱っています。駅マルシェの小さな袋も同じように、両団体の「ゲンゴロウ郷の米」を学生・生産者とで慎重に計測しながら封入しました。尚、この2合パックのパッケージデザインは、今回の駅マルシェ限定です。


駅マルシェで販売予定の2合パック 


丹後バラ寿司


■郷土料理体験
まんぐるわ三重・森本(女性だけの野菜・加工グループ)の皆さんから、冠婚葬祭で提供される郷土料理「丹後バラ寿司」をふるまっていただきました。本来であれば一緒に調理をしたいところですが、日帰りフィールドワークでは十分な時間も取れず、またコロナ感染対策上も難しいため、調理工程は市民局の方に動画撮影していただき、最後の盛り付け工程のみ実演いただきました。学生たちはランチとして美味しく実食体験しました。今回の体験をもとに、各自宅でレシピと動画を確認しながら家族と共に作ってみよう、ということになりました。

今回のフィールドワークでは、ワクチンの普及・感染が小休止になっている時期ということもあってか、マスクをしながらも和気あいあいと楽しく活動することができました。地域にも大変喜んでいただき、学生のモチベーションは一気に上昇しました。コロナ前の活動にはなかなか戻れませんが、少しずつ従来の活動を取り戻していきたいと考えています。
事前の入念な打合せ・準備をいただき当日の受入れをしてくださった三重・森本里力再生協議会をはじめ地域のの皆様、大宮市民局ほか関係者の皆様、本当にありがとうございました。