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2021.11.17

-学生生活に多様な可能性を- 龍大卒の美術作家 坂田 源平氏の作品受贈式を挙行【総務課】

 2021年11月17日(水)、龍谷大学卒業生の美術作家である坂田源平氏(2011年経済学部卒)から自身の作品を寄贈いただくことになり、受贈式を執り行いました。

 坂田氏から寄贈された作品は、2017年に制作された「ティラノザウルス」。
 この作品は、「瀬戸内市立美術館」で開催された個展「いとしき動物たち」(2018年開催)のために制作された、同氏の代表的な作品の一つです。この作品発表の後、社会に貢献し優れた業績を残した卒業生を表彰する龍谷奨励賞(主催:龍谷大学校友会)を受賞するなど、美術作家としての活動の幅を広げるきっかけになった作品とも言えます。

 受贈式では、坂田氏と入澤学長による除幕が行われました。
 坂田氏のゼミの恩師である辻田素子教授(経済学部)をはじめ、多くの関係者が集まった中で「ティラノザウルス」がお披露目されると歓声とともに大きな拍手が起こりました。

 坂田氏からは『(自身の)作品のコンセプトは「僕の中にいる”アニマル”の公開」です。頭の中にいる”アニマル”を図鑑のように見ていただき、「面白い」「なんかいい」そんな風に思ってもらえればうれしいです。「ティラノザウルス」はその中でも特に思い入れのある作品です。多くの学生に見ていただき、(美術家として活動する自身のように)少しでも多様な可能性があるということを感じてもらいたい。』と挨拶されました。
 入澤学長からは『大切な作品を寄贈いただき感謝申し上げる。想いをカタチにしていくということは、大学運営を行う上でも大事なこと。多くの方にこの作品を見ていただき、作品に込められた想いを感じ取っていただきたい。』と謝辞が述べられました。

 この「ティラノザウルス」は成就館2F EnSquere2にて常設展示していますので、お立ち寄りの際はぜひご覧ください。


坂田源平氏プロフィール
1987年京都市生まれ 
陶芸家の父親の影響を受け、幼少期からモノ作りに触れる。龍谷大学在学中から創作的な制作を開始し、2011年3月龍谷大学卒業後より本格的に、作家活動に取り組む。
寄贈作品「ティラノザウルス」は「瀬戸内市立美術館」で開催された個展「いとしき動物たち」(2018年開催)のために制作された、代表的な作品の一つである。
 
 2011年 三菱アートゲートプログラム10 VAADビジュアルアート大賞 優秀賞
 2015年 文部科学省検定済み教科書 にて作品とコメント掲載
 2018年 龍谷大学校友会「龍谷奨励賞」受賞

京都蔵丘洞画廊にて坂田氏の作品が取り扱われています。
http://www.zokyudo.jp/artist_genpei_sakata/index.html