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2021.11.26

出張子ども食堂@みなとマルシェ(コミュニティマネジメント実習「京都伏見まちづくりプロジェクト」)

 社会学部コミュニティマネジメント(CM)学科のCM実習「伏見まちづくりプロジェクト」(受講生11名)が、11月13日(土)に開催された伏見港公園(京都市伏見区)での「みなとマルシェ」で「出張子ども食堂」を開きました。子どもたちに「食」に関する知識・関心を高め、食べることの楽しさと大切さを実感してもらうことを目的とした企画です。

 この「出張子ども食堂」は、伏見をはじめとする京都市南部地域の多くの方々とのつながりの中から生まれました。地域社会への奉仕活動を進めてきた「京都朱雀ロータリークラブ」さん、伏見区内などで子ども食堂を実施してきたNPO「ハピネス子ども食堂・深草子ども食堂」さん、伏見で米や野菜を生産する「宮本ファーム」さん、農家グループ「伏見の農家の台所」さん、五感で学ぶ料理教室「ククラボ」さん、「ファーム・TAKAさん」ら多くの方々のお力をお借りして、学生たちが子どもたちと伏見の農業や野菜の魅力を知り、地域のふれあいの場を作りたいと考えました。


「出張子ども食堂」出店ブース
たくさんの子どもたちに参加していただきました。


 当日は、快晴に恵まれて、予定していた複数の企画を実施することができました。生育中の農作物を展示、地域の農業・食に関するクイズができる「食育ワークショップ」、参加者が彩色・装飾をしたミニポットにブロッコリースプラウトのタネを植えて持ち帰れる「ポット&スプラウトワークショップ」を実施しました。2つのワークショップの参加者には、伏見の農家さんから提供していただいた野菜を使用した彩り豊かなお弁当が配布されました。たくさんの子どもたちが参加してくれたおかげで、用意した定員数がほぼ満員になる大盛況となりました。

 また、お弁当を提供するワークショップとは別に、稲わらを使ってリースづくりと、やさいのタネを植えて育てられるペットボトルポットづくりのワークショップも実施しました。こちらのワークショップにも、子どもから大人までたくさんの方々が絶えず参加し盛況となりました。


わらを一から編んでつくった「わらリース」


子どもたちがつくったブロッコリースプラウトを育てるオリジナルポット


 当日まで詳細な会場の設定や正確な参加者数見込みが立たないという困難にもかかわらず、学生たちは的確に状況を判断して臨機応変に対応してくれました。

 今回の「出張子ども食堂」を企画運営した学生からは、「自分たちの予想していた以上の方々が参加してくださったのが何よりも驚きで、多くの交流が生まれて良かった」「何よりも子どもたちが夢中になって楽しんでくれたことがこちらとしても嬉しく、親御さんからも感謝のお声をいただいて、やりがいを感じた」「子どもたちがこれまでよりも「食」に関心を持つきっかけになれていたら嬉しい」といった感想が出されました。


ポット作りかリース作りかを選んで、オリジナルの作品を作ってもらいました。


ワークショップの様子。


 一方で、多くの関係者の方々との事前調整や、ワークショップの時間設定の見込みが不十分で、当日の運営で混乱しそうになる場面がありました。こうした反省もふまえ、今回の子どもたちとの楽しい経験やつながったご縁を大切にしながら、今後も京都伏見まちづくりプロジェクトの活動を続けていきたいと思います。


【関連リンク】
京都朱雀ロータリークラブ: https://www.kyotosuzakurc.com/
ハピネス子ども食堂: https://happiness.localinfo.jp/
深草子ども食堂: https://www.instagram.com/fukakusa__kodomoshokudo/
宮本ファーム: https://miyamotofarm.kyoto/
ファームTAKA: https://www.instagram.com/takakanzume/?hl=ja
五感で学ぶ料理教室『ククラボ』: https://www.instagram.com/cook_laboratory/?hl=ja


伏見の農家の方が育ててくださった苗を見て、何の野菜の苗かを当てるクイズの様子


食育クイズをした後、実際に種を入れて育てるためのポットづくりに真剣に取り組んでいる子どもたち