2021.11.30
付属平安高校で社会学部の学生によるワークショップを開催【高大連携推進室】
龍谷大学付属平安高校で11月29日、本学社会学部の学生によるワークショップ「龍大生と学ぶ子どもの権利2021」を実施しました。
ワークショップのテーマである「子どもの権利(児童の権利に関する条約)」は国際条約であり、社会学とも福祉学とも関係の深いテーマです。「子どもの権利」についてはこれまで、社会学部の横断科目である「社会共生実習」で3学科(社会学科・コミュニティマネジメント学科・現代福祉学科)の学生らが研究活動を進めており、社会学部での学びの一端を知ってもらおうと大学生と高校生が対等な立場で学ぶ場として社会学部から高校に実施の提案があり、今回実現しました。
企画の発案者で「子どもの権利」について詳しい社会学部の田村公江・コミュニティマネジメント学科教授がワークショップの趣旨を説明したあと、社会学部の学生3名が「子どもの権利条約」について、「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」の4つの柱があることを解説。その後、3グループに分かれ、大学生がファシリテーター役となり、子どもの権利を尊重しているか否かについて、カードにかかれた事例をもとに意見交換を行いながら「尊重している」「尊重していない」「どちらとも区分できない」と仕分けを行いました。
今回のワークショップには社会学部への進路を希望する2年生18名が参加。ワークショップを終えた生徒は「子どもに権利があることはこれまで知らなかったけど今回知れてよかった」「社会学部での学びのイメージが分かった気がする」と好評でした。
田村教授は「『子どもの権利』について、主人公である子どもがその存在を知らない、教えていないことに大きな問題がある。『子どもの権利』について理解してもらい、社会に対して意見が言えるようになってほしい」と締めくくりました。
高大連携推進室では、今回のような学部のパイロット的な企画を掘り起こしながら高大連携教育プログラムを展開していきます。