2021.12.03
別役重之准教授、2022年度日本植物生理学会PCP Top Cited Regular Paper Award受賞【農学部植物生命科学科】
この度、農学部植物生命科学科 別役重之准教授(多細胞免疫動態研究室)が、執筆した下記の論文が、2022年度日本植物生理学会PCP Top Cited Regular Paper Awardを受賞しました。この賞は、掲載誌「PCP(PLANT & CELL PHYSIOLOGY)」に掲載された論文のうち、発表年の翌年1年間に最も引用された論文に与えられるもので、研究論文と総説の2種類に分けて授与されます。別役准教授の論文は、2018年1年間に約180報の中から最も引用された論文ということになり、研究論文の部門においての受賞となりました。
関連記事:PCP Article Awards(掲載誌「PCP」Webサイトより)
本論文は、2020年にPCP論文賞を受賞しており、この度1つの論文において当学会から2つの賞を受賞することになりました。(別役准教授が本学農学部に着任される前年度。上記Webページの下部に掲載されています。)
PCP論文賞は、完成度、独創性、インパクトの観点から評価されたと報告されています。
今回受賞した論文は、植物の免疫応答を可視化できるような植物を作成したことにより、これまで誰も知らなかった「植物が感染部位周辺からの距離に応じて異なる免疫反応を行っている」という事実をはじめて報告したものです。
著者:
別役重之,加藤新平,竹林裕美子,榊原均,野村暢彦,福田裕穂
Shigeyuki Betsuyaku, Shinpei Katou, Yumiko Takebayashi,Hitoshi Sakakibara, Nobuhiko Nomura and Hiroo Fukuda
論文名:
Salicylic Acid and Jasmonic Acid Pathways are Activated in Spatially Different Domains Around the Infection Site During Effector-Triggered Immunity in Arabidopsis thaliana Plant Cell Physiol. 59 (1): 8?16 (2018)
論文の詳細は、こちらからご覧ください。
なお、2022年3月23日(水)に授賞式が予定されています。
■参考
別役重之准教授
多細胞免疫動態研究室
別役重之准教授個別HP
