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2021.12.09

村上稔さん(『買い物難民対策で田舎を残す』の著者)にご講演いただきました

とくし丸

 移動スーパー「とくし丸」をご存じでしょうか。現在、47都道府県すべてでその姿を見ることができます。村上稔さんは、この「とくし丸」の創業に関わり、現在は徳島県・香川県で販売パートナー(運転手兼販売員)のサポートに取り組んでいる「株式会社Tサポート」を経営されています。
 村上さんには多くの著書がありますが、その最新のものが『買い物難民対策で田舎を残す』岩波書店(岩波ブックレット)、2020年です。基礎演習(細川ゼミ)では昨年に続き、この本をゼミで取り上げるとともに、11月24日にご講演いただきました。今年はオンラインでの講演をお願いしました。
 学生たちからは、以下のような感想が寄せられました。

 ご講演いただきありがとうございました。本に書かれてあった内容よりも更に深い内容を知れて、買い物難民について深い学びができました。
ただ単に移動スーパーとしての役割を果たすだけではなく、地域の活性化やCO2の削減、住民同士のコミュニケーションの場になった りと普通のスーパーだけでは出来ない役割も果たせていて、一石二鳥どころか一石四鳥くらいのことができていて凄いなと思いまし た。
 村上さんの講演をきっかけに田舎の問題点や現状を知ることが出来て良い機会になりました。ありがとうございました。

 実際に本を書かれた方とお会いすることが初めてのことだったので、凄く印象に残りました。本を読んでいる時よりも、買い物難民 対策だったり、地域の実情だったり、頭にすっと入ってきました。それに、講演自体あまり行ったことがなかったのですが、今後行ってみようかなと思いました。YouTubeチャンネルも登録しました。本日は講演ありがとうございました。

 実際の成功者の話を聞けてとても光栄でした。事業内容や仕組みは複雑なものじゃなくて努力や工夫をしてきたから黒字や徳島の買い物難民の数を減らすことができたんだと思います。また、行政が難民対策しているけど、採算性が悪いのでもっとデマンドバスやタクシーを増やすなりもっと採算性のいい対策を講じて欲しいと思いました。自分はニュータウンに住んでいて多くの老人が住んで います。近くにスーパーがあるのですが、困っている人は居ると思うので、村上さんのようにその人たちを助けられるようになりたいと思いました。

 村上さんの講演を通じて、さまざまな経営のありようを知ることができたと思います。じかに経営者の方のお話を聴かせていただくことはそれほど多くありません。基礎演習の活動を通じて、経営者だけでなくさまざまな階層の人たちと交流する機会をもうけていきたいと思います。                        (文責:細川孝)