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2021.12.09

アイリーン・美緒子・スミス氏による講演会「水俣病から今学ぶべきこと~公式確認から65年 誰もが生きがいを感じられる社会へ~」を開催【国際学部】

国際学部では、現在公開中の映画「MINAMATA―ミナマタ―(監督:アンドリュー・レヴィダス、制作/主演 ジョニー・デップ」のモデルとなった、アイリーン・美緒子・スミス氏による講演会「水俣病から今学ぶべきこと~公式確認から65年 誰もが生きがいを感じられる社会へ~」を開催しました(国際学部グローバルスタディーズ学科 専攻科目「演習Ⅱ(斎藤文彦教授)」を全学生に公開)。
 同氏は写真家の故W・ユージン・スミス氏と共に1971年~1974年まで水俣市に住みこみ、水俣病の惨状を写真に記録し、写真集「MINAMATA」にまとめて世界に発信しました。
 同写真集に収められている写真をふんだんに振り返りつつ、東日本大震災や原発問題などにも思いをはせて、便利な社会とそれによる犠牲が生まれない環境やシステムをどう作っていくか、ディシジョンメーカーを変えていく必要があるのではないか、また、「「『作る』から『作らないといけない』ではなく『作る』から『作らなくてもすむ』」のパラダイムシフトが必要なのではないか、という考え方もあるというお話がありました。
 
 講演後は、学生からは複数の質問が寄せられました。映画でも印象的に使われている写真(入浴する智子と母)をなぜ封印したのかについても学生から尋ねられ、アイリーン氏からは、写真集「MINAMATA」については1975年に出版した写真集の再版のため、ご家族の方にも許可をいただいたことや、「使わない」ことを約束しながらも、ネットには許諾なく同じ写真が使われてしまっている現状などもあり、苦悩の中で映画にも使うことにしたこと、などをお話しいただきました。

本講演会の詳細記事は ReTACTION(みんなの仏教SDGsWEBマガジン)にも掲載されています。
▼アイリーン・美緒子・スミス氏が語る 今も終わっていない、水俣病との闘い(ReTACTION(みんなの仏教SDGsWEBマガジン)


アイリーン・美緒子・スミス氏


当時の写真を振り返りながら講演いただきました


水俣と福島に共通する10の手口(講演会資料より)


多くの学生から質問が寄せられました


多くの学生から質問が寄せられました


多くの学生から質問が寄せられました


講演後に写真集「MINAMATA」を囲みながら、学生からの質問に応じるアイリーン氏


左から、入澤 崇 学長、アイリーン・スミス氏・斎藤 文彦 国際学部教授(講演前に撮影)

▼映画「MINAMATAーミナマター」公式サイト(外部リンク)
▼ReTACTION みんなの仏教SDGsウェブマガジン
▼アイリーン・美緒子・スミス氏が語る 今も終わっていない、水俣病との闘い(ReTACTION みんなの仏教SDGsウェブマガジン)

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