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2021.12.06

「日本経済論」でマツダ㈱執行役員の講義を実施【経済学部】

 経済学部では、企業現場の最新動向を日常の講義の中に組み入れ、「経済学をもっとアクティブにする」取り組みを積極的に進めています。
 その一環として、今年度も、NPO法人コアネットと連携して、「中小企業論」や「日本経済論」の講義の中で、ものづくり企業の第一線で活躍してきた方々の知識と経験から学ぶ機会を数多く設けています。
 
 11月26日の日本経済論(担当:伊達浩憲教授)の講義では、マツダ株式会社 MDI & IT担当執行役員の木谷昭博氏をお招きして、「デジタルイノベーションと自動車産業」をテーマに、自動運転に関するイノベーション戦略について丁寧に講義していただきました。
 
 「マツダは、自動運転技術がドライバーに置き換わるのではなくサポートする存在であるべきだと考えている。多くの自動車メーカーは『機械中心』の自動運転に向かっているが、マツダは『人間中心』のCo-Pilot Conceptにもとづき開発を進めている。クルマがドライバーの状態を常時検知し、万が一のミスや運転不能と判断した場合には、クルマがオーバーライドし、周囲を含め安全な状態を確保する。運転できる楽しさと自由な移動を生涯にわたり支援し、顧客の生活や生きがいを守っていく」。
 木谷氏の熱のこもった講義をお聞きして、多くの学生達は、マツダのイノベーションの哲学に触れ、また自らの「キャリア設計」と照らし合わせる絶好の機会になったようです。最後の質疑応答の時間においても、大変有意義なディスカッションをすることができました。
 
 今後とも、経済学部では、このような取り組みを続けてまいります。