2021.12.20
こども教育学科「実習報告会」
2021.12.20
こども教育学科 2年生による実習報告会―学び続ける保育者を目指して―
12月8日(水)3講時にこども教育学科1・2年生合同で実習報告会を行いました。こども教育学科の実習指導においては「やりっぱなしにしない実習教育」を掲げ、実習での学びを振り返り、仲間と共有して、自らの課題を見出すプロセスを、学科創設以来、重視しています。この日の実習報告会では2年生だけでなく、はじめての実習を控えた1年生からも数多くの意見や質問があり、活発な議論が交わされ、両学年とも充実した学びを得る機会となりました。
学生は14クラスに分かれクラス担当教員の見守りのもと、主体的に実習経験についてじっくりとディスカッションした上で問題提起するテーマを決め、そのテーマについての調査、資料収集、検討をふまえレジュメを作成、報告会でプレゼンテーションを行います。教員主導ではなく学生が主体的に、またクラスの仲間と対話を重ねて学びを共有します。2年生はコロナ禍と同時に入学しオンライン授業が多かった学年ですが、クラスの仲間と協力しアンケート調査や綿密な資料検索など課題に真摯に取り組む姿がみられました。
今年度は昨年度から続くコロナ禍でもあったため、保育や社会的養護の現場における感染防止対策に関するタイムリーなテーマに加え、保育者としてのあり方を根本的に考えるテーマが多数取り上げられました。実習報告会で取り扱う問題は、すぐに結論が出せない深い問いばかりです。学生には卒業後も「結論の出ない問い」を忍耐強く追究し続け、学び続ける保育者になってほしいと願っています。
【2021年度実習報告会 各クラスの報告テーマ】
・宅配弁当での食育と保育者の援助や配慮
・子どもってどうして嘘をつくの?
・ほんまに真似たらあかん…?
・コロナ禍の対策から見えてきた「保育」と「生活」の違い―通う場所と帰る場所―
・幼児期におけるジェンダー問題について
・特別教室とは?―特別教室の在り方―
・あなたが主体になっていませんか?
・褒めると叱る―保育者の接し方・子どもの主体性―
・幼児期のマスク着用について
・「やるにこしたことはない?」就学前教育
・保育施設でコロナの感染拡大を防ぐためにはマスクは有効か
・子どもがえずくまで食べさせるってどうなん?
・集団活動に参加「しない」?「できない」?
・「ごめんね」「いいよ」