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2021.12.28

イノベーションストリームKANSAIに出展しました

「イノベーションストリームKANSAI」は、2025年の大阪・関西万博開催と2024年のうめきた2期開発のコンセプトを踏まえて、関西の大学、研究機関等による最先端の技術を発信する展示会で、2021年12月14日(火)、15日(水)にグランフロント大阪コングレコンベンションセンターにて開催されました。
京都大学、大阪大学、大阪府立大学、大阪市立大学など関西の国公立9大学と、龍谷大学、関西大学、同志社大学、立命館大学など関西の私立7大学が、最新の研究成果を展示しました。
龍谷大学は、先端理工学部 電子情報通信課程 教授の木村睦先生が研究されている薄膜デバイス技術について「薄膜デバイスの応用-センサ・人工網膜・IoT用熱発電素子・脳型人工知能」というテーマで紹介しました。薄膜デバイスは、その材料を金属酸化膜などに変えることで、温度・光・磁気の各種センサや熱を電気に変換する熱発電素子、メモリスタなどの記憶素子と様々な機能を発揮します。
このような特徴を活かした、温度センサ・光学イメージセンサ・磁気イメージセンサや、周辺回路を集積化したフレキシブルな光センサによる人工網膜の研究紹介を行いました。 
さらに、Society5.0に必要なIoTやAIへの応用研究も進め、IoT分野では低コストで実用的な熱発電素子と、AI分野では薄膜メモリスタの機能をニューラルネットワークのシナプスに用いた脳型集積システムの研究成果も紹介しました。
熱発電素子と脳型集積システムの研究成果については、来場者の注目を浴びました。