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2022.01.16

品種による得手不得手をデータ解析、小野木准教授の研究成果が論文に【農学部植物生命科学科】

 農学部植物生命科学科 生命データ科学研究室 小野木章雄准教授が、研究成果が研究論文として公開されました。作物が品種によって育つ環境条件にも得手不得手が存在します。このような得手不得手を、専門的には「遺伝と環境の交互作用」と言います。本論文は、この遺伝と環境の交互作用を、完全にデータとその解析を通じて、解明しようと新しい手法を提案しています。
 長年研究がなされている、作物の遺伝と環境の交互作用ですが、実は、いまだ全容を解明するに至っていません。このような作物とのかかわり方もあり、農学という分野の広さを感じます。データ解析を通じて、作物の本作用が解明されていくことが楽しみです。

■論文情報
タイトル:A Method for Identifying Environmental Stimuli and Genes Responsible for Genotype-by-Environment Interactions From a Large-Scale Multi-Environment Data Set
(大規模多環境データセットから遺伝子型と環境の交互作用の原因となる環境刺激と遺伝子を同定する方法)
著者:小野木章雄、他6名

■参考
小野木 章雄 准教授
生命データ科学研究室
農学部教員ブログ記事「研究成果が論文として公表されました(植物生命・小野木研)」