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2022.01.18

2021年度 研究フォーラムを開催しました【龍谷大学 大学院アジア・アフリカ総合研究プログラム】

2022年1月17日(月)、龍谷大学 大学院アジア・アフリカ総合研究プログラム 2021年度 研究フォーラム「難民はなぜ、どこへ移動するのか――フィールドワークの可能性と限界」を開催しました。

本研究フォーラムは、龍谷大学 大学院アジア・アフリカ総合研究プログラム(The Graduate Program of Asia and Africa Studies: GPAAS)が主催し、毎年度、アジア・アフリカ総合研究に関連するテーマを取り上げて開催しているものです。フィールドワークが行えない状況が続く中、フィールドワークの経験が豊富な方の話を聞くことにより、アフターコロナに備えたフィールドワークのノウハウの蓄積やコロナ禍でもできることを考える機会となるよう、今回の研究フォーラムを開催しました。

講演者の錦田愛子氏(慶應義塾大学 法学部 准教授)は、「移民/難民の政治学」をテーマにイスラエル/パレスチナ、レバノン、ヨルダン、ドイツ、スウェーデンなどの各地で、長期にわたりフィールドワーク(現地調査)をされておられ、その経験豊富な現地調査のリアルについて、歴史や事例を交えながら学生にも分かりやすく丁寧なご講演をいただきました。質的調査と量的調査の違いや仮説から質問紙を作成する方法、「雪だるま式」に調査対象者を広げる方法、そして本講演会のテーマでもある「フィールドワークの可能性と限界」についても言及されました。
講演後は、約40名の参加者から多くの質疑が発せられ、活発で有意義な質疑応答が行われました。

コロナ禍で海外フィールドワークが行えない状況がまだ続いていますが、今回の研究フォーラムをきっかけに、「コロナ禍でもできる事」を考えるための機会となったのではないでしょうか。


講演者の錦田愛子氏

講演者の錦田愛子氏


AA運営委員会委員長の濱中新吾教授(司会)

AA運営委員会委員長の濱中新吾教授(司会)


講演会の様子

講演会の様子


質疑応答の様子

質疑応答の様子