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2022.01.26

オンラインで全労連(労働組合のナショナルセンター)を訪問しました【経営学部・細川ゼミ】

 基礎演習(細川ゼミ)では1月19日、労働組合のナショナルセンターの一つである全労連(全国労働組合総連合)をオンラインで訪問しました。昨年も、演習(2年)のクラスで訪問しましたので、今年が2年目(2回目)の訪問になります。
 今学期から始まった基礎演習の前半ではレジュメづくり、後半ではグループ研究に取り組みました。雇用・労働に関するテーマをということで、ゼミ生が取り組んだのは、ブラック企業、ブラックバイト、過労死の3つでした(報告は5グループ)。
 学生たちの報告に対して、全労連の3人の方がコメントしてくださりました。学生たちのアルバイトの体験を尋ねたりしながら、働く現場の実態を踏まえて、貴重なお話をしてくださりました。
 参加(報告)した学生の感想を紹介します。



 みなし残業制や裁量労働制といった制度は、ブラック企業に対する規制を強化したものだと思っていたけれど、実際は企業の利益を上げるために作られた制度だということを知って驚きました。私はブラック企業についてある程度知識は身に付けていたつもりだったけど、全労連の方々の話を聞いてまだまだ知らないことが多いなと感じました。これからは労働に関する法がどうなっていくか、日々注意していきたいと思います。

 発表は自分なりに調べて頑張りましたが、至らないところがあったと思うので反省しています。労働組合の方々から、労働の法律の規制が緩和される動きがあることの問題点など、全く知らなかった着眼点を知れて良かったです。また、私たちゼミ生の発表が時間の大部分を占めていたので、労働組合の方からもう少し長くいろいろなお話を聞きたかったというところが正直な感想です。


 担当者は、ゼミの活動を通じて「異なる階層、異なる世代の人々と連帯して新しい価値をつくる」ことを目ざしています。引き続き学外のみなさんのお力添えも得ながら、ゼミ生と一緒にこの課題に取り組んでいきたいと思います。

                     (文責:細川孝)