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2022.02.02

地元の高齢者を対象に、学生企画「スマホデビュー講座」開催  大津市・瀬田東学区で【社会共生実習】

 「社会共生実習(地域エンパワねっと・大津瀬田東)」(担当教員:コミュニティマネジメント学科 准教授 築地達郎 )では、2021年12月12日(日)、瀬田キャンパスの地元である大津市瀬田東学区で、地域の高齢者の皆さんを対象とする「スマホデビュー講座」を実施しました。60歳代から90歳代まで20名あまりの皆さんが参加し、満員御礼となりました。社会学部の学生が席を回り、日ごろ抱えているスマホのお悩みに答えました。


スマホの使い方について高齢者にアドバイスする学生


 今回の企画は、本プロジェクトに参加する7名(3年生5名、2年生2名)の学生が地域のニーズをくみ取りながら企画し、運営しました。「新型コロナのワクチン接種申し込みのためにスマホを使えるようになりたい」というニーズが高まっているというお話を地元キーパーソンの方から伺ったのがきっかけでした。
 一回きりのイベントに終わらせず地域に密着した取り組みとして定着して欲しいという願いを込めて、「瀬田東スマホクラブ」と銘打ちました。コロナ禍の中、対面開催が危ぶまれましたが、幸いにも感染状況が落ち着いていたため無事開催できました。当日は、学生がスマホの基礎的な使い方や注意事項などをレクチャーした後、スマホによる写真撮影やネット検索の手法に関する実技講習を行いました。


スマホの基礎的な使い方レクチャーの様子(2021年12月12日、瀬田東市民センター大会議室で)


 参加者からは、「若い人とともに新しいことにチャレンジできて楽しかった」いう感想が聞かれました。一方、「内容が詰め込み過ぎで消化不良」という不満も出されました。イベント運営の全体像や反省点などについては、近々開く地元向けの報告会を通じて、地域自治を担う幹部の皆さんと共有していく予定です。
 「地域エンパワねっと」は社会学部が2007年度から展開している地域連携型教育プログラムです。教員が課題を与えるのではなく、学生が住民と共同で地域課題を発見し、その解決方策を共同で探し出すというプロセスを重視しています。

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。