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2022.02.08

「第12回アーバンデザイン甲子園」で阿部大輔ゼミナールの作品が「優秀賞(準優勝)」を受賞しました【政策学部】

2021年12月5日に開催された日本建築学会近畿支部都市計画部会主催「第12回アーバン・デザイン甲子園」で、政策学部阿部大輔ゼミナール(久保田夏樹【代表】、池田七星、石黒壮真【副代表】、塩﨑寧々【副代表】、竹内映人、寺村美潮、松本安弘、三谷伊緒里、森田蒼、山本萌未、江口拓朗)の作品が優秀賞(準優勝)を受賞しました。
阿部ゼミナールの作品は以下の通りです。

■優秀賞(準優勝)
「小さな界隈の連続による《ひとつめ小町》の再編」

【概要】
《ひとつめ小町》とは主要駅の隣駅である。ひとつめ小町は主要駅の隣駅という地理的条件の良さを持ち、快速や特急が停車しないことによるポテンシャルを秘めている。さらに、ひとつめ小町は居住者による活動が表出しやすいまちである。また、安定した地価や幅広い世代の居住から多様な居住形態や活動が展開される。しかし現在、敷地の再分化や駐車場・空き家などの空き空間により活動が表出しづらく、まちで生活する人同士の交流も希薄である。
ひとつめ小町のポテンシャルを引き出すための都市デザインの方法として、街路と街区の再編によって、集約化された敷地内に活動を表出させる。そして、多様性のある活動の誘導により、様々な「暮らし方」と「営み方」が生まれる寛容なまちになる。そして、駅前コモンズの創出により、生み出された小さな界隈の活動が駅で交わる。
連続する小さな界隈が生み出され、駅前コモンズとつながることで、駅の周りでまちに暮らす人々の活動が見え隠れする「ひとつめ小町」を再編する。

アーバン・デザイン甲子園は2010年より開催されており、近畿圏の大学・大学院におけるアーバンデザインや都市計画・まちづくりの演習、実践、卒業設計等を集めて、教員・学生が一同に会し、作品発表・意見交換・情報交流を行うものです。審査員は近畿に拠点をおいて活動する新進気鋭の実務家が担っています。
今年は25作品の応募の中から以下の9作品が入選し、入選チームのみが最終審査に挑みました。

■最優秀賞(優勝):「電車」と「ひつじ」と生きるまち(大阪市立大学大学院)
■優秀賞(準優勝):小さな界隈の連続による《ひとつめ小町》の再編(龍谷大学)
■審査員特別賞(忽那賞):船場“ならでは”のレシピ -SB/Wによる新・総合設計制度-(近畿大学大学院)
■審査員特別賞(岸上賞):別荘地をステップ集落へ(国立明石工業高等専門学校)
■審査員特別賞(八木賞):奉仕ノ杜  -「鎮守の杜」を介した氏子的共同体-(大阪工業大学大学院・大阪工業大学)
□入選:泥みとうつろい -ため池を介した共同体によるつくりながら住むまち-(大阪工業大学大学院・大阪工業大学)
□入選:HARVEST WEDDING -秋咲く小路でウェディングを-(関西大学大学院・関西大学)
□入選:守りつくして破るとも離るるとても本を忘るな(大阪大学大学院)
□入選:響沿 ‒音を活用した新たな地域循環拠点の創出‒(大阪市立大学大学院)

入選は全9作品でしたが、建築系の学部・大学院からの参加が大多数を占める中で、優秀賞を受賞した阿部ゼミ3年生チームの健闘が光りました。


作品発表の様子


授賞式後のメンバー

■リンク
阿部 大輔 教授
日本建築学会近畿支部 第12回アーバン・デザイン甲子園 結果発表