テンプレート変数表

id: entry_list

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

id: headline_default

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

デフォルトのヘッドラインを表示します
indexがtopのときは右上に一覧ボタンを表示します
見出し内に挿入されるカスタムフィールドのアイコン対応に対応しています
<!-- GET_Template id="headline_default" module_id="" -->

id: summary_default

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

デフォルトのエントリーサマリーを表示します
indexがtopのときは右上に一覧ボタンを表示します
見出し内に挿入されるカスタムフィールドのアイコン対応に対応しています
module_id モジュールIDを指定します

製品情報

<!-- GET_Template id="summary_default" module_id="" -->

id: summary_imageMain

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

サマリーを表示します
サマリー用のデフォルトテンプレートよりもメイン画像が大きく表示されます
module_id モジュールIDを指定します
message リード文を指定します

<!-- GET_Template id="summary_imageMain" module_id="" message="" -->

id: summary_custom

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

id: entry_list_pickup

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

サブカラムで使用しているピックアップリストを表示します
見出し内に挿入されるカスタムフィールドのアイコン対応に対応しています
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="entry_list_pickup" module_id="" -->

id: body_default

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

エントリー本文を表示します
ユニット開始前にインクルードの条件に合うファイルがあった場合、カスタムフィールドの表示ができるようになっています
ページャー、日付の表示はモジュールIDを作成して調節します
module_id モジュールIDを指定します

森で薪拾いをする様子

 社会学部の「社会共生実習(雑創の森プレイスクールプレイワーカー)」(担当教員:コミュニティマネジメント学科 久保和之)は11月28日(土)、京都府京田辺市の雑創の森プレイスクールで、現場実習を行いました。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年度は「お泊り会」ではなく、日帰りのデイキャンプをすることになり、30名ほどの子供が参加しました。 参加者たちは16時ごろに集合し、班に分かれて炊事に取りくみ、実習に参加した3名の学生は、各班のサポートをしました。
 


みんなで薪を集めてきました


火加減の調整にも挑戦


 子どもたちと学生はまず、森に分け入って煮炊きの燃料となる薪を拾いました。続いて、火の起こし方を「雑創の森スタッフ」から説明を受けて炊飯開始。火加減が難しく、焦がした班もありましたが、自分たちで炊いたご飯をおいしくいただきました。子どもたちからも「おいし~!」と声があがり、学生たちもサポートの成果を実感しました。
 


「おいしそう!」と子どもたちも大喜び


みんなでカレーをいただきました


夕食後は、子どもたちが「サンタタウンラリー」というゲームで夜の森を歩き、サンタクロースに扮した学生たちから次々と出題されるクイズに答えました。そして最後にみんなで花火をして、帰路につきました。


サンタに扮しクイズを出す学生


最後に花火を楽しむ様子


 じっさいに現場に出て子どもたちと向き合った学生たちは「時間調整が思っていたよりも難しかった」という感想をもらしたり、「薪を使っての火の扱いに苦労した」と話し、自分たち自身が普段の日常生活では味わえない大変さを経験していました。子どもたちからは「クイズも花火も楽しかった!」との声も聞かれ、充実した1日を過ごしたようでした。
 今後も学生たちは、子どもたちと共に自然の中で過ごすことや遊びを通して、自身の学びを深めていきます。


社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。


龍谷大学先端理工学部の山中准教授らの研究グループは、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の源利文准教授、三重大学大学院医学系研究科の島田康人講師らとの共同研究で、環境水中に浮遊している魚類由来のRNA(環境RNA)試料から、メッセンジャーRNA(mRNA)の検出(タイピング)が可能であることを世界で初めて実証しました。

同じく環境中に含まれるDNAを分析対象とした環境DNA分析1)では「どのような生物が生息しているのか」を検出することができ、近年環境調査で利用されるようになってきました。
mRNAは生物の生理状態や成長段階に応じて発現パターンが変化するため、mRNAを環境水中から検出できれば、将来、野生生物の健康状態や水産重要種の成長の状況などDNAからでは読み取れなかったより詳細な生物情報を「水から」取り出せるようになるかもしれません。本研究は脊椎動物由来の環境RNAを対象としてmRNAの検出が可能であることを実証した初の報告例となります。
本研究の成果は、研究を主動した大学院生である釣健司さん(龍谷大学理工学研究科修士課程2年)を筆頭著者として、オンライン科学誌Environmental DNA(Wiley社)で12月4日(イギリス時間10:00、日本時間19:00)に公開されます。

1.本研究成果のポイント
・魚類由来の複数種のmRNAを、飼育水から検出できることを実証した
・長く議論が続いている環境水中のDNAの放出源について、鰓や体表で特異的に発現するmRNAを検出して由来組織を推定し、環境RNA分析によるmRNAタイピングの利用実例を示した
・mRNAを対象とした環境RNA分析の実行可能性を証明し、環境DNA分析と合わせた非接触での生物情報分析に新たな方向性を示した

2.発表論文
タイトル: Messenger RNA-typing of environmental RNA (eRNA): A case study on zebrafish tank water with perspectives for the future development of eRNA analysis on aquatic vertebrates
和訳:環境RNA分析におけるメッセンジャーRNAタイピング:ゼブラフィッシュの水槽水を用いた検出例と水生脊椎動物を対象とした環境RNA分析の将来展望
著者:釣健司、池田静也、廣原嵩也(龍谷大学)、源利文(神戸大学)、島田康人(三重大学)、山中裕樹(龍谷大学)
掲載先:Environmental DNA (Wiley社)https://onlinelibrary.wiley.com/journal/26374943

3.研究内容の詳細
水中に漂っているDNAを回収・分析して生息している種を推定するという環境DNA分析は、魚類等の大型生物を対象としてここ10年ほどで急激に技術的発展を遂げています。対象生物を捕獲することなく「水から」検出できる簡便さから、生物多様性の観測や水産資源の管理に革命をもたらす技術として期待されおり、一般社団法人環境DNA学会が設立されるなど、社会実装に向けた動きが進んでいます。

ただ、DNAを手掛かりとして検出をする場合、放出した個体が若い個体なのか老齢個体なのか、生きているのか死んでいるのか、といった区別ができません。どのような種がその水域に存在しているのかを知ることができるだけでも有用ですが、さらに詳細な生物情報を水から取り出せないかという期待が大きくなってきていました。メッセンジャーRNA(mRNA)は生物が特定のタンパク質を合成するときにDNA上の遺伝子情報をもとに一時的に合成される核酸物質であり、これを解析することでその個体がどのような状態であるのかを推定できます。環境水中には水生生物の細胞が剥がれ落ちたものが浮遊していると想像されていましたので、環境DNA分析と同じように環境水中からRNAを回収して分析できるのではないかという見込みがありました。しかし、これまで脊椎動物を対象とした環境RNA分析によるmRNAの検出例はありませんでした。

本研究では実験動物として有名なコイ科魚類、ゼブラフィッシュ Danio rerio を使用し、その飼育水槽水から環境RNAをろ過によって回収し、抽出・生成した後、逆転写PCR2) によって、鰓と表皮で特異的に発現する遺伝子(それぞれclc2cとmuc5.2)のmRNAを検出しました。これによって、脊椎動物のmRNAを環境水中から回収して検出が可能であることを示し、また、長らく議論の対象となっている「環境DNAは魚類のどこから放出されているのか」という問いに部分的に答えることができました。clc2cとmuc5.2の検出成功は鰓や体表組織から剥がれ落ちた細胞が環境DNA(および環境RNA)の由来の一つとなっていることを強く示していますし、同時に分析した他の複数のmRNAの検出結果から、腸管なども放出起源となっていることが示唆されました。環境DNAおよび環境RNAの由来については知見が少なく、今回得られた情報や研究アプローチそのものが、これら核酸物質の環境水中での動態のさらなる解明に貢献するものと思われます。

なにより、脊椎動物由来の環境RNAに対して、特定のmRNAを狙って検出(タイピング)できることを実証した例は本研究が初めてであり、極めて分解が早く検出は困難と思われていた分析が可能であると示されたことで、環境RNA分析の研究開発が促進されるはずです。将来的には、野生生物の成長段階の推定であったり、特定の病原生物への感染を検知したり、といった生物の保全や資源の管理に有益な分析手法へと展開できる可能性があります。ただし、現状ではDNAの情報に比べて、生物種ごと、遺伝子ごとのmRNAの情報の蓄積(データベース化)はかなり遅れています。興味のある現象(生理状態や感染の成立プロセスなど)を的確にとらえる指標とすべきmRNAはなんであるのかを、適切に選び出せるに足る十分な情報の蓄積が必要です。技術的にはmRNAタイピングが環境RNA分析で可能であると示された今回の研究を契機として、そうした基礎情報の蓄積も活発化することを期待しています。

4.用語解説
1)環境DNA分析:水や土など、環境中の媒質に含まれているDNAを対象として、それを回収・分析することによって生息している種の検出や遺伝的な多様性などの情報をえる分析手法のこと。魚類等の大型生物を対象とした分析技術の開発が過去10年ほどの間に急速に発展し、生物多様性観測における一般的な調査手法の一つになりつつある。
2)逆転写PCR:RNAをPCR(Polymerase Chain Reaction)で増幅させる場合、DNAの場合と違い、まずRNAをDNAに変換してからPCRをする必要がある。RNAを相補的DNA(cDNA)に変換するステップを逆転写と呼ぶことから、RNAを対象としたPCRは逆転写PCRと呼ばれる。

5.関連情報
・山中裕樹先端理工学部准教授の研究紹介記事:
https://newspicks.com/news/4683978/body/
・研究室webサイト: http://edna-lab.org/
・生物多様性科学研究センターwebサイト: https://biodiversity.ryukoku.ac.jp/
・本学、神戸大学、三重大学共同プレスリリース記事(Digital PR Platform)https://digitalpr.jp/r/43641
・researchmap:https://researchmap.jp/yamanakahiroki

6.お問い合わせ先
龍谷大学研究部(人間・科学・宗教総合研究センター事務室)
電話番号:075-645-2154 
E-mail: soken@ad.ryukoku.ac.jp


社会学部学会の学生班(代表:社会学科3年生 山中智貴)は、11月22日、オンラインイベント「レッツ・ビブリオバトル!」を開催しました。
学外からの参加もあり、イベントは大盛況のうちに終了しました。


このイベントは、2020年7月に社会学部がオンラインで開催した「この指とまれ~夢に向かって第0会議~」で提案された分科会の一つ「読書体験を共有する」を社会学部学会の学生班が発展させて企画したものです。

ビブリオバトルとは、発表者(バトラー)が読んで面白いと思った本を持ち寄り、5分間でその魅力を紹介するゲームです。本紹介の後に3分間のディスカッションをして、バトラーと観戦者が「どの本が一番読みたくなったか」を投票し、最多票獲得の「チャンプ本」を決定します。

ビブリオバトルは通常、室内で行われますが、今回はコロナ禍の状況を鑑みて、Zoomを使って開催しました。それにより遠隔地からの参加が可能になり、なんと、落語家の桂文五郎さんと月亭太遊さん、香川県在住の大学受験生がバトラーとして参加してくれました。

1回戦(予選)では、Zoomに設けた3つのブレイクアウトルームに分かれて、学内外から集まった12人のバトラーが本の紹介を競い合いました。3ルームともバトルは白熱し、ディスカッションタイムには質問が飛び交いました。
予選を勝ち抜いたのは、龍谷大学社会学部の3回生と4回生、そして香川県の大学受験生の3人でした。3人による決勝戦では、バトラーたちの熱弁が観戦者を夢中にさせ、大混戦となりました。そして、得票数が拮抗する中「チャンプ本」を獲得したのは、本学部の4年生でした。『ライ麦畑でつかまえて』の内容と自らの人生を織り交ぜた本紹介は秀逸で、観戦者も自然と聞き入ったことでしょう。



この日はバトルに先立ち、一般社団法人ビブリオバトル協会理事の益井博史さんの講演がありました。益井さんは講演後もイベント終了の時間までコメントや解説をしてイベントを盛り上げてくれました。
イベント後にはオンライン懇親会が開かれ、学内外からの参加者の貴重なコミュニケーションの場となりました。


本イベントに参加した12人のバトラーをはじめ、講師の益井博史さん、観戦者の皆さんにあらためて感謝申し上げます。

【本イベントで紹介された本】
[予選(1回戦)]
下川裕治『12万円で世界を歩くリターンズ(赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編)』(朝日新聞出版)
ラショウ・香山哲『すこし低い孤高』(ドグマ出版)
高田大介『図書館の魔女』(講談社)
リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』(紀伊國屋書店)
松崎行代『遊びからはじまる(こどものみらい叢書4』(世界思想社)
重松清『赤ヘル1975』(講談社)
モリテツヤ『汽水空港台湾滞在記』(汽水空港)
森絵都『カラフル』(文藝春秋)
斎藤幸平『人新世の「資本論」』(集英社)
星野直子・松家仁之『Coyote No.53 アラスカ 星野道夫の暮らし』(スイッチパブリッシング)
堀田秀吾『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』(サンクチュアリ出版)
竹宮ゆゆこ『とらドラ!』(KADOKAWA)

[決勝]
J・D・サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』(白水社)
モリテツヤ『汽水空港台湾滞在記』
堀田秀吾『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』

【関連リンク】
○知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト
http://www.bibliobattle.jp/

○一般社団法人ビブリオバトル協会
http://association.bibliobattle.jp/

○桂文五郎さんのツイッター
https://twitter.com/k2b56

○月亭太遊さんツイッター
https://twitter.com/neorakugodyssey


 2020年11月18日(水)17:00から2020年度後期「合同演習」を行いました。

 「合同演習」は、ゼミを横断して行われる研究報告・発表会で、年2回(春・秋)、大学院生全員が参加して開催しています。前期は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、初めてオンラインでの開催となりましたが、今回は三密対策とソーシャルディスタンスを保ちながら対面(一部オンライン併用)で開催しました。

 今回は、修士課程3名、博士後期課程4名の学生が各自の研究テーマをもとに20分程度の発表を行い、10分間の質疑応答では、指導教員やコメンテーターをはじめとする先生方から鋭い質問も投げかけられ、活発な意見交換がなされました。

 経済学研究科では、合同演習での発表を修了要件の一つと位置付けており、修士課程は2回以上、博士後期課程は3回以上、発表することが必須となっています。
 発表者は、この場を通じて得た成果を活かし、今後の論文作成に取り組んでいくこととなります。







龍谷大学先端理工学部の山中准教授らの研究グループは、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の源利文准教授、三重大学大学院医学系研究科の島田康人講師らとの共同研究で、環境水中に浮遊している魚類由来のRNA(環境RNA)試料から、メッセンジャーRNA(mRNA)の検出(タイピング)が可能であることを世界で初めて実証しました。同じく環境中に含まれるDNAを分析対象とした環境DNA分析(※1)では「どのような生物が生息しているのか」を検出することができ、近年環境調査で利用されるようになってきました。mRNAは生物の生理状態や成長段階に応じて発現パターンが変化するため、mRNAを環境水中から検出できれば、将来、野生生物の健康状態や水産重要種の成長の状況などDNAからでは読み取れなかったより詳細な生物情報を「水から」取り出せるようになるかもしれません。本研究は脊椎動物由来の環境RNAを対象としてmRNAの検出が可能であることを実証した初の報告例となります。本研究の成果は、研究を主動した大学院生である釣健司さん(龍谷大学理工学研究科修士課程2年)を筆頭著者として、オンライン科学誌Environmental DNA(Wiley社)で12月4日(イギリス時間10:00、日本時間19:00)に公開されます。

1.本研究成果のポイント
・魚類由来の複数種のmRNAを、飼育水から検出できることを実証した
・長く議論が続いている環境水中のDNAの放出源について、鰓や体表で特異的に発現するmRNAを検出して由来組織を推定し、環境RNA分析によるmRNAタイピングの利用実例を示した
・mRNAを対象とした環境RNA分析の実行可能性を証明し、環境DNA分析と合わせた非接触での生物情報分析に新たな方向性を示した

2.発表論文
タイトル: Messenger RNA-typing of environmental RNA (eRNA): A case study on zebrafish tank water with perspectives for the future development of eRNA analysis on aquatic vertebrates
和訳:環境RNA分析におけるメッセンジャーRNAタイピング:ゼブラフィッシュの水槽水を用いた検出例と水生脊椎動物を対象とした環境RNA分析の将来展望
著者:釣健司、池田静也、廣原嵩也(龍谷大学)、源利文(神戸大学)、島田康人(三重大学)、山中裕樹(龍谷大学)
掲載先:Environmental DNA (Wiley社)https://onlinelibrary.wiley.com/journal/26374943

3.関連情報
山中研究室における研究の紹介記事:
https://newspicks.com/news/4683978/body/

4.本研究内容に関する問い合わせ先
■龍谷大学先端理工学部 准教授
 生物多様性科学研究センター センター長
 山中裕樹(やまなかひろき)
 電話番号:077-544-7113 
 E-mail: yamanaka@rins.ryukoku.ac.jp
 研究室webサイト: http://edna-lab.org/

■神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授
 源利文(みなもととしふみ)
 電話番号:078-803-7743 
 E-mail: minamoto@people.kobe-u.ac.jp 
研究室webサイト: http://www2.kobe-u.ac.jp/~minamoto/

■三重大学大学院医学系研究科 講師
 三重大学次世代創薬ゼブラフィッシュスクリーニングセンター 代表
 島田康人(しまだやすひと)
 電話番号:059-231-5411 E-mail: shimada.yasuhito@mie-u.ac.jp
 研究室webサイト: https://cancer-zebrafish.mie-u.ac.jp/

5.研究内容の詳細
水中に漂っているDNAを回収・分析して生息している種を推定するという環境DNA分析は、魚類等の大型生物を対象としてここ10年ほどで急激に技術的発展を遂げています。対象生物を捕獲することなく「水から」検出できる簡便さから、生物多様性の観測や水産資源の管理に革命をもたらす技術として期待されおり、一般社団法人環境DNA学会が設立されるなど、社会実装に向けた動きが進んでいます。

ただ、DNAを手掛かりとして検出をする場合、放出した個体が若い個体なのか老齢個体なのか、生きているのか死んでいるのか、といった区別ができません。どのような種がその水域に存在しているのかを知ることができるだけでも有用ですが、さらに詳細な生物情報を水から取り出せないかという期待が大きくなってきていました。メッセンジャーRNA(mRNA)は生物が特定のタンパク質を合成するときにDNA上の遺伝子情報をもとに一時的に合成される核酸物質であり、これを解析することでその個体がどのような状態であるのかを推定できます。環境水中には水生生物の細胞が剥がれ落ちたものが浮遊していると想像されていましたので、環境DNA分析と同じように環境水中からRNAを回収して分析できるのではないかという見込みがありました。しかし、これまで脊椎動物を対象とした環境RNA分析によるmRNAの検出例はありませんでした。

本研究では実験動物として有名なコイ科魚類、ゼブラフィッシュ Danio rerio を使用し、その飼育水槽水から環境RNAをろ過によって回収し、抽出・生成した後、逆転写PCR(※2)によって、鰓と表皮で特異的に発現する遺伝子(それぞれclc2cとmuc5.2)のmRNAを検出しました。これによって、脊椎動物のmRNAを環境水中から回収して検出が可能であることを示し、また、長らく議論の対象となっている「環境DNAは魚類のどこから放出されているのか」という問いに部分的に答えることができました。clc2cとmuc5.2の検出成功は鰓や体表組織から剥がれ落ちた細胞が環境DNA(および環境RNA)の由来の一つとなっていることを強く示していますし、同時に分析した他の複数のmRNAの検出結果から、腸管なども放出起源となっていることが示唆されました。環境DNAおよび環境RNAの由来については知見が少なく、今回得られた情報や研究アプローチそのものが、これら核酸物質の環境水中での動態のさらなる解明に貢献するものと思われます。


図 本研究で行った実験の流れ

なにより、脊椎動物由来の環境RNAに対して、特定のmRNAを狙って検出(タイピング)できることを実証した例は本研究が初めてであり、極めて分解が早く検出は困難と思われていた分析が可能であると示されたことで、環境RNA分析の研究開発が促進されるはずです。将来的には、野生生物の成長段階の推定であったり、特定の病原生物への感染を検知したり、といった生物の保全や資源の管理に有益な分析手法へと展開できる可能性があります。ただし、現状ではDNAの情報に比べて、生物種ごと、遺伝子ごとのmRNAの情報の蓄積(データベース化)はかなり遅れています。興味のある現象(生理状態や感染の成立プロセスなど)を的確にとらえる指標とすべきmRNAはなんであるのかを、適切に選び出せるに足る十分な情報の蓄積が必要です。技術的にはmRNAタイピングが環境RNA分析で可能であると示された今回の研究を契機として、そうした基礎情報の蓄積も活発化することを期待しています。

6.用語解説
※1 環境DNA分析:水や土など、環境中の媒質に含まれているDNAを対象として、それを回収・分析するよことによって生息している種の検出や遺伝的な多様性などの情報をえる分析手法のこと。魚類等の大型生物を対象とした分析技術の開発が過去10年ほどの間に急速に発展し、生物多様性観測における一般的な調査手法の一つになりつつある。
※2 逆転写PCR:RNAをPCR(Polymerase Chain Reaction)で増幅させる場合、DNAの場合と違い、まずRNAをDNAに変換してからPCRをする必要がある。RNAを相補的DNA(cDNA)に変換するステップを逆転写と呼ぶことから、RNAを対象としたPCRは逆転写PCRと呼ばれる。

7.広報窓口
龍谷大学 学長室(広報) 
TEL: 075-645-7882 Email: kouhou@ad.ryukoku.ac.jp

神戸大学総務部広報課 
TEL: 078-803-6678 Email: ppr-kouhoushitsu@office.kobe-u.ac.jp

三重大学企画総務部総務チーム広報室 
TEL: 059-231-9789 Email: koho@ab.mie-u.ac.jp


<!-- GET_Template id="body_default" module_id="" -->

id: category_list

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

サブカラムで使用しているカテゴリーリストを表示します
<!-- GET_Template id="category_list" module_id="" -->

id: category_entry_summary

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

カテゴリーエントリーサマリーを表示しています
module_id モジュールIDを指定します
  • 竹内真彦教授のMog-lab掲載記事紹介【経済学部】

    食と農の楽しさを伝えるWEBマガジン「Mog-lab」(もぐらぼ)に、経済学部教授である竹内真彦先生の記事『〈三国志〉とは何か?』が掲載されました。 中国文学、特に『三国志演義』が専門の竹内先生が、『〈三国志〉とは何か?』という視点により「三国志」の楽しみ方を皆さまにお伝えします。 『〈三国志〉とは何か?』(食と農の楽しさを伝えるWEBマガジン「Mog-lab」)

  • 【募集】「参加したくなるミーティング講座」~ミーティング力をアップさせよう~ 参加者募集

    どんな活動でも、もれなく必要なのがミーティング。 『参加したくなるミーティング』を開催するためには『ファシリテートする人』・『参加する人』ともに必要なスキル&amp;マインドがあります。この講座で、ミーティングスキル&amp;マインドを学びましょう! この夏、ミーティングを&ldquo;見直し&rdquo;て、更に活動をパワーアップ &nbsp; &nbsp; 実&nbsp;施 日 時 &nbsp;2023年8月7日 (月) 13:30~16:00&nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &...

  • 2020年度後期 合同演習を開催【経済学研究科】

    2020年11月18日(水)17:00から2020年度後期「合同演習」を行いました。 「合同演習」は、ゼミを横断して行われる研究報告・発表会で、年2回(春・秋)、大学院生全員が参加して開催しています。前期は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、初めてオンラインでの開催となりましたが、今回は三密対策とソーシャルディスタンスを保ちながら対面(一部オンライン併用)で開催しました。 今回は、修士課程3名、博士後期課程4名の学生が各自の研究テーマをもとに20分程度の発表を行い、10分間の質疑応答では、指導教員やコメンテータ...

  • 龍大生が京都伏見の商店街夜市で脱炭素・環境意識向上をアピール【社会学部】

    京都伏見の竜馬通り商店街・納屋町商店街で7月26日(金)に開催された「夜市」に、社会学部コミュニティマネジメント(CM)学科の学生が参加し、夜市運営のサポートとあわせて環境に関するクイズ企画を実施し、脱炭素・地球温暖化対策への意識向上をアピールしました。 夜市は7月の最終金曜日に伏見桃山地域の7商店街が合同で開催する伏見の夏の風物詩で、子どもから大人まで地域内外から多くの人々が訪れます。 CM学科の「伏見まちづくり」実習(担当:坂本清彦特任准教授)は、2019年度から伏見地域のさまざまなまちづくり活動に参...

  • 龍谷大学生が企画運営「8年目の『3.11』フクシマ展示会」を3/5(火)~3/14(木) 大津で開催 避難所生活を再現、 3/11(月)は特別展示も実施

    【本件のポイント】 ・福島第一原発事故以来、継続して行ってきた交流活動の成果と最新動向を学生目線でまとめた展示会を開催 ・原発事故の発生からちょうど8年目となる3月11日(月)には関西にいると忘れがちなフクシマの現状に触れていただける特別展示を実施 【本件の概要】 龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科は、福島第一原発事故以来、現地の学生や住民の方との交流活動「フクシマに学ぶ――実践的広報プロジェクト(以降、フクシマプロジェクト)」を継続して行っています。その交流の成果と現地の最新動向を学生目線...

  • 京都府および府の「京の老舗」制度で顕彰された創業100年以上企業をメンバーとする「京都老舗の会」と、京の地で400年の歴史を紡ぐ龍谷大学の共同プロジェクト第1弾

    2024年5月末、経済学部編著の『ツカキグループ: 「三宝よし」の近江商人』が新評論から出版されます。京都・室町のファッション商社であるツカキグループは、1867年の創業以来、「三方よし」(本書では「三宝よし」と称す)の精神で、戦争、恐慌、自然災害といった幾多の困難を乗り越えてきました。西陣織からジュエリー、ブライダルまで多彩な商品を手がけ、伝統技法の継承者であると同時にトレンドの先導者でもあります。本書は、学生たちが老舗の暖簾を果敢にくぐり、その実像に迫ったものです。 経済学部は、京都府および「京都老...

  • 【龍谷大学ATA-net研究センター/犯罪学研究センター共催・ティーチイン】 シリーズ第8回「大麻取締法という人権侵害をいつまで続けるのか?」

    龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、下記のウェビナーを、来る8月23日(月)に共催します。 【&gt;&gt;お申込みページ】 ※お申し込み期限:8月23日(月)18:00まで シリーズ第8回 「大麻取締法という人権侵害をいつまで続けるのか?」 日時:2021年8月23日(月)18:00-20:00 形式:Zoom/定員:約200名 報告者:高樹 沙耶 さん 【報告概要】 大麻取締法という人権侵害をいつまで続けるのか︖ 女優業の傍ら環境活動に取り組む様になり、日本における持続可能なライフスタイルとはどんなものなのか? いろいろ調べていく...

  • オンラインイベント「鴨川を読む・書く」(龍谷大学国際社会文化研究所×京都文学レジデンシー)の開催について

    龍谷大学 国際社会文化研究所共同研究プロジェクト「ポスト・コロナ時代における芸術・メディア」主催のイベント「鴨川を読む・書く」を開催いたします。 本イベントは青空文庫に収録された作品から「鴨川」を舞台にした作品を集め、これまでどのように文学作品で「鴨川」が描かれていたか理解を深め、その後、本学国際学部講師である澤西祐典を交えた作家三名が、新しく「鴨川」を舞台にした作品を書き下ろし、イベント当日に発表するという内容です。 ぜひご参加ください。 第1部 鴨川を読む 14:00~15:00 青空文庫(https://www.aoz...

  • 「国語的」模擬裁判授業(公開授業)を開催【犯罪学研究センター】

    当センターの嘱託研究員である札埜和男准教授(岡山理科大学)が、法教育・法情報ユニットの活動として、下記の通り公開授業を開催します。 法教育とは,法律専門家ではない一般の人々が,法や司法制度,これらの基礎になっている価値を理解し,法的なものの考え方を身につけるための教育です。 法務省では,法教育に関する様々な取組を推進しています。法教育・法情報ユニットは、その取組に賛同し、独自の企画を立ち上げ、どのような法教育の場が設けられるのかを活動を通して研究しています。 法務省の法教育についてのページ :ht...

  • ウソ?ホント?クイズin English on Seta Campus 開催します

    龍谷大学協定校であるアリゾナ大学(アメリカ)の短期受入学生が瀬田キャンパスに来ます。 彼らと日本やアメリカに関するウソ?ホント?クイズをしてみませんか? 英語による国際交流に興味のある人、外国人の友達を作る絶好のチャンスです! 一緒に楽しい時間を過ごしましょう。 【予約不要】開催時間中、自由にお入りください。 Come and Join us! Please join us if you are interested in going abroad or interested in learning English.

  • 貴島信行教授退職記念最終特別講義の開催【文学部】【文学研究科】【実践真宗学研究科】

    龍谷大学大学院実践真宗学研究科教授の貴島信行先生が2020年3月末日をもって、退職されることになりました。 つきましては、下記のとおり、退職記念最終講義を実施しますので、ご案内致します。 多くの方々のご来場をお待ちしております。 なお、御命日法要が当日12:20から開催されておりますこと申し添えます。 記 【龍谷大学大学院実践真宗学研究科教授 貴島信行 先生 ご退職記念最終講義】 1.日 時 : 2020年1月16日(木) 13時15分~14時45分 2.場 所 : 龍谷大学大宮学舎 大宮本館2階講堂 3.講 題 : 真宗の伝道を学ぶ 4.講...

  • 第25回法科学研究会 (犯罪学研究センター「科学鑑定」ユニット)

    龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)「科学鑑定」ユニットは、第25回法科学研究会を、来る5月20日(木)にオンラインで開催します。 【受付終了!&gt;&gt;お申込みフォーム】 &gt;&gt;申込期限:2021年5月20日(木)正午 第25回法科学研究会 日時:2021年5月20日(木)18:00-20:00 場所:Zoom(当イベントの専用アカウント) 主催:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)「科学鑑定」ユニット タイトル:「PCASTレポート勉強会」 要旨: 2009年、法科学の強化のために全米科学アカデミー(NAS)が全米研究会議(NR...

  • テスト

    テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。テキストが入ります。

  • 国際学部 履修<履修登録手続編>

    国際学部 履修<履修登録手続編> ■履修<履修登録手続編>重要 &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; &nbsp; 履修<履修登録手続編>(通し)「時間割の組み方、登録の仕方、注意事項など」 20分 ※以下の動画は履修<履修登録手続編>(通し)を分けたものです。 1.履修登録の準備 基本事項の確認「基本事項を確認しよう」 3分半 2.履修登録の流れ「履修登録の流れ」 1分 3.時間割 必修科目編「時間割を組んでみよう 必修科目編」 2分半 4.時間割 教養科...

  • 国際学部 履修<履修登録手続編>

    ■履修<履修登録手続編>重要 履修<履修登録手続編>(通し)「時間割の組み方、登録の仕方、注意事項など」 20分 ※以下の動画は履修<履修登録手続編>(通し)を分けたものです。 1.履修登録の準備 基本事項の確認 「基本事項を確認しよう」 3分半 2.履修登録の流れ 「履修登録の流れ」 1分 3.時間割 必修編 「時間割を組んでみよう 必修科目編」 2分半 4.時間割 教養科目編 「教養科目で残りの科目を決めよう」 4分半 5.予備・事前登録 「科目を決めたら登録しよう 予備・事前登録」 2分半 6.本登録 「本登録しよう...

<!-- GET_Template id="category_entry_summary" module_id="" -->

id: tagfilter

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

タグフィルターを表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="tagfilter" module_id="" -->

id: news_list

作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

コメント

ニュース一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_list
" module_id="" -->

id: news_list_see_more

作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

コメント

ニュース一覧(20件ごと)を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_list_see_more
" module_id="" -->

id: news_latest_list

作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

コメント

ニュース一覧(最新4件)を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_latest_list
" module_id="" -->

id: news_detail

作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

コメント

ニュース詳細を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_detail
" module_id="" -->

id: event_list

作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

コメント

イベント一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="event_list
" module_id="" -->

id: event_list_see_more

作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

コメント

イベント一覧(20件ごと)を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="event_list_see_more
" module_id="" -->

id: event_latest_list

作成者KDL藤川

作成日2017/05/12

コメント

イベント一覧(最新8件)を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="event_latest_list
" module_id="" -->

id: event_detail

作成者KDL藤川

作成日2017/04/26

コメント

イベント詳細を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="event_detail
" module_id="" -->

id: news_chart

作成者KDL沖

作成日2017/05/08

コメント

多言語用ニュース一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_chart
" module_id="" -->

id: event_chart

作成者KDL沖

作成日2017/05/08

コメント

多言語用イベント一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="event_chart
" module_id="" -->

id: attention_list

作成者KDL藤川

作成日2017/05/15

コメント

重要なお知らせ一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="attention_list
" module_id="" -->

id: news_items

作成者有限会社アップルップル

作成日2016/04/26

コメント

エントリー本文を表示します
ユニット開始前にインクルードの条件に合うファイルがあった場合、カスタムフィールドの表示ができるようになっています
ページャー、日付の表示はモジュールIDを作成して調節します
module_id モジュールIDを指定します
<!-- GET_Template id="news_items
" module_id="" -->

id: tag_list

作成者KDL藤川

作成日2017/05/01

コメント

タグ一覧を表示します
module_id モジュールIDを指定します
  • キーワードで絞る
<!-- GET_Template id="tag_list" module_id="" -->