Need Help?

Event

イベント

2021.08.07

【龍谷大学ATA-net研究センター/犯罪学研究センター共催・ティーチイン】 シリーズ第8回「大麻取締法という人権侵害をいつまで続けるのか?」

テーマ:大麻取締法と人権侵害(オンライン開催・事前申し込み制・参加無料)

開催日時 2021年08月23日 18:00 ~ 2021年08月23日 20:00
開催場所 Zoom(当イベントの専用アカウント)
お問い合わせ 研究部(人間・科学・宗教総合研究センター)ATA-net研究センター事務局   Tel 075-645-2154  Fax 075-645-2240 Web https://ata-net.jp/

龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、下記のウェビナーを、来る8月23日(月)に共催します。
【>>お申込みページ】
※お申し込み期限:8月23日(月)18:00まで


シリーズ第8回
「大麻取締法という人権侵害をいつまで続けるのか?」

日時:2021年8月23日(月)18:00-20:00
形式:Zoom/定員:約200名
報告者:高樹 沙耶 さん

【報告概要】
大麻取締法という人権侵害をいつまで続けるのか︖
女優業の傍ら環境活動に取り組む様になり、日本における持続可能なライフスタイルとはどんなものなのか?
いろいろ調べていくうちに大麻草というワードに出会った。石油産業が日本に入ってくる前には私たちの生活に欠かせない生活必需品であった大麻について、昭和38年生まれの私は大麻は危険な麻薬という認識を刷り込まれてきていた。
若い頃も夜の繁華街で見聞きすることはあっても当時は身を滅ぼす危険なものと近づくことは避けていた。30代後半に大麻の真実を知り愕然とした、戦争に負けるということの屈辱を日本人は未だに背負って行かなければならないものなのか?
合法化活動に関わり、大麻の共同所持として逮捕され、しかも見せしめの道具という国家からのハラスメント受けた私としてはこの事を語り続ける権利がある。私自身、 大麻が更年期に差し掛かる体の不具合にとても効果があると実感し 、多くの人に知ってほしいという思いは今も変わらない。
私たちの健康や健やかな暮らしをするためには環境問題にも目を向けなければいけない、そうした面においても大麻草は一役買ってくれることは間違いがない。私の経験からどれほど大麻が私たちの生活クオリティーを上げてくれるのか? 大麻取締法で逮捕された方達の人権と国家の損益について、この辺りを中心にお話しさせていただきます。 

【報告者プロフィール】
高樹 沙耶 さん
キャンピングロッジ虹の豆虹を運営中・元女優
1963 年静岡県生まれ。石垣島のキャンピングロッジ虹の豆オーナー。1983年に主演映画『沙耶のいる透視図』で女優デビュー。近年の代表作に『相棒』等がある。2002年にハワイで行われたフリーダイビングW杯で水深53mの日本新記録を達成。2016年5月、参議院議員選挙に医療大麻の法改正を公約に新党改革より東京都選挙区で出馬するも、落選。 同年10月、大麻取締法違反の疑いで有罪となる著書に『マイ・ブルー・ヘブン』(毎日新聞社)『ホーリープラント聖なる暮らし』(明窓出版)ほか。

主催:龍谷大学 ATA-net研究センター
共催:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)

※Zoomの視聴情報は、「Peatix」お申込み後に届くメール(自動送信)に表示されます。Zoom視聴情報を、他に拡散しないようお願いいたします。
また、申し込み名とZoomの名前を合わせていただくようにお願いいたします。

───────────────────────────

【龍谷大学ATA-net研究センター/犯罪学研究センター共催・ティーチイン】
私たちは、2020年1月、ATA-net研究センターの設立を記念し、イーサン・ネーデルマンさんをお招きして、「薬物政策とハーム・リダクション」に関するシンポジウムを開催しました。その際、つぎのことを確認しました。

薬物との戦争(A War on Drug)」は終わった。薬物の自己使用を犯罪として処理することを止めようという動きが本格的化している。特定の薬物を禁止して、それを使うと捕まえて、刑務所に放り込むという厳罰主義のアプローチは、当事者の回復のチャンスを奪い、支援者との関係を断ち、地域社会の健康に有害な影響を及ぼす。わたしたちは、依存症者を処罰して、社会と刑務所を往復させる「回転ドア」を壊す必要がある。

ところが、これまで処罰の対象となっていなかった大麻の使用を犯罪化・刑罰化しようという論議が始まっています。厚生労働省は「大麻等の薬物対策のあり方検討会」を立ち上げ、医療用大麻の使用を拡大し、これまで処罰対象ではなかった「大麻使用罪」を新設しようとしています。なぜ、日本政府は、世界的潮流に抗うような作業を始めたのでしょうか。龍谷大学ATA-net研究センター犯罪学研究センターは、連続ティーチインを開催して、現実を知ること、政府政策の意味を学ぶことから始めようと思います。


【これまでのティーチイン開催レポート】

https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-8872.html

【関連ニュース】
>>2020.02.10News 龍谷大学ATA‐net研究センター キック・オフ・シンポジウム 第1部レポート【犯罪学研究センター共催】
>>2020.02.10News 龍谷大学ATA‐net研究センター キック・オフ・シンポジウム 第2部レポート【犯罪学研究センター共催】