龍谷大学の歴史は1639年に西本願寺に設けられた「学寮」にはじまります。それ以来、本学は最高の教学環境を提供することをめざし、先進的な取り組みを続けてきました。進取の気風は今も昔も脈々と受け継がれ、インターンシップ制度の拡充やカリキュラム改革など、教育体制の充実に力を注いでいます。また本学には長い歴史を通じて貴重な文献や資料が広く社会から寄せられており、それらの多くは大宮キャンパスをはじめとする各キャンパスの図書館に所蔵され、高度な教育・研究に活用されています。
1639(寛永16) | 京都西本願寺境内に学寮竣工 |
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1655(明暦元) | 幕府の命により学寮を破却、以後、東中筋魚棚下ル仮屋の学林で講義をおこなう |
1695(元禄 8) | 東中筋学林町に学林講堂・衆寮を再建 |
1824(文政 7) | はじめて勧学職を置き、年預勧学の制を設け、集団指導体制をとる |
1830(天保元) | 広如宗主より「真宗学庠」の扁額をおくられる |
1864(元治元) | 兵火により学林全焼 |
1866(慶応 2) | 仮講堂できる |
1867(慶応 3) | 学林改正を通達 総督・副総督を置く |
1869(明治 2) | 破邪学(キリスト教研究)など兼学6科を開講 |
1871(明治 4) | 学林敷地の上知により本願寺境内に移転 |
1872(明治 5) | はじめて洋学を開講 |
1876(明治 9) | 学林を大教校と改称し、全国7カ所に中教校、各県に小教校を設置 |
1879(明治12) | 大教校落成 (現・大宮学舎本館・南黌・北黌・正門)現在の大宮学舎の本館と南北教室棟は、当時の講堂及び寄宿舎であり、西洋の修道院建築に範を求めたともいわれている。本館・南北黌・旧守衛所・正門は初期西洋建築の貴重な建築物として国の重要文化財に指定されている。
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1880(明治13) | 明治天皇大教校に行幸 |
1885(明治18) | 普通教校を現大宮学舎東黌の地に開講 |
1887(明治20) | 普通教校学生有志「反省会雑誌」を発刊 普通教校の教授や学生を中心に、禁酒などをスローガンに掲げた社会改良運動「反省会」が組織されました。機関誌として発行された「反省会雑誌」は、1899(明治32)年に「中央公論」と改題。わが国最初の総合雑誌として発展していきます。
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1888(明治21) | 大学林例を発表し、考究院・内学院および文学寮(普通教校を改称統合)の二院一寮制を採用 |
1891(明治24) | 大学林例を廃止し、大学林・文学寮分立とする |
1899(明治32) | 大学林同窓会会報(現在の「龍谷大学論集」の前身)を創刊 |
1900(明治33) | 学制を更改し、仏教大学・仏教高等中学・仏教中学の3種とする |
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1902(明治35) | 仏教大学を仏教専門大学(京都)と高輪仏教大学(東京)とに分立 |
1904(明治37) | 両大学を仏教大学(京都)に統合 |
1905(明治38) | 専門学校令により認可される |
1922(大正11) | 大学令による大学となる。龍谷大学と改称 |
1928(昭和 3) | 女子学生の入学を認可する 1928(昭和3)年にはじめて女子学生の入学が認められました。
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1933(昭和 8) | 学歌制定 |
1937(昭和12) | 本館(大宮)史蹟指定 |
1949(昭和24) | 新制龍谷大学として認可 文学部(4年制)開設 |
1950(昭和25) | 短期大学部仏教科開設 |
1953(昭和28) | 大学院文学研究科 真宗学真宗史専攻、仏教学仏教史専攻修士課程を開設 大谷探検隊将来の仏典・古文書類が西本願寺大谷家より寄贈される 大谷探検隊とは、20世紀のはじめ頃、 西本願寺第22世門主大谷光瑞師が、インドに始まった仏教の東方に拡がっていく過程を現地において確認する目的で、3回にわたり中央アジア方面に派遣された学術探検隊のこと。「大谷探検隊将来西域文化資料」として本学大宮図書館に所蔵されている。
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1955(昭和30) | 宗祖親鸞聖人の700回大遠忌(1961)記念事業として総合大学への方向が提案される 大学院文学研究科 真宗学真宗史専攻、仏教学仏教史専攻博士課程を開設 |
1958(昭和33) | 大谷探検隊資料による「西域文化研究」刊行はじまる |
1959(昭和34) | 経済学部経済学科設置申請決定 |
1960(昭和35) | 深草学舎を開設 写真は1968(昭和43)年頃の深草学舎。京都市伏見区にあった米軍の駐留地を取得したもので、教室や事務室もそのまま米軍キャンプ施設が使用されました。あまりの殺風景さに学生たちは「草も生えていないのに深草とはこれはいかに」と嘆いたとか。
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1961(昭和36) | 経済学部経済学科を開設 |
1962(昭和37) | 短期大学部に社会福祉科を開設 |
1963(昭和38) | 経済学部に経営学科を開設 深草学舎13号館(現・和顔館)新築
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1964(昭和39) | 大宮学舎本館・正門等、重要文化財に指定される |
1966(昭和41) | 経営学部経営学科を開設 大学院文学研究科修士課程と博士課程に、真宗学・仏教学・哲学・国史学・東洋史学・国文学各専攻を開設 |
1967(昭和42) | 大学総務部を大宮学舎から深草学舎に移転 大学院文学研究科英文学専攻修士課程並びに博士課程を開設 |
1968(昭和43) | 法学部法律学科を開設 文学部社会学科を開設 入学志願者10,000人を突破 関西六大学野球春季リーグ戦で初優勝
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1969(昭和44) | 社会学研究所を開設 学園紛争おこる。 深草学舎50日間にわたり封鎖される |
1970(昭和45) | 第1回宗教公開講座を開く |
1972(昭和47) | 大学院法学研究科・修士課程を開設 法学部による巡回無料法律相談はじまる 受験者数20,000人突破 |
1973(昭和48) | 創立330周年式典を行う 深草図書館竣工 |
1974(昭和49) | 大学院法学研究科・博士課程を開設 |
1975(昭和50) | 龍谷大学第1次長期計画を発表 経済学部で第一回推薦入学試験を実施 |
1976(昭和51) | 文学部、法学部で推薦入学試験を実施 |
1977(昭和52) | 受験者数30,000人突破 特別研修講座開設 第1回「龍谷講座」開講(宮永昌男「地域社会における経済と環境」) 国際交流委員会発足 |
1979(昭和54) | 紫英館(研究・事務棟)竣工 深草学舎のキャンパス拡充計画が進むなかで、1979(昭和54)年に竣工した紫英館(研究・事務棟)。 このレンガタイル貼りのデザインで、以後の建物整備が進められました。
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1982(昭和57) | 大学院経済学研究科、経営学研究科の修士課程を開設 |
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1984(昭和59) | 深草学舎・顕真館竣工 |
1985(昭和60) | 大学院経済学研究科、経営学研究科の博士課程を開設 短期大学部専攻科を開設 留学生別科開設 第2次長期計画がスタート 第1回「龍谷洋上セミナー」で約600人の学生・教職員が中国・上海に渡り、上海の5大学と交流する |
1987(昭和62) | 瀬田学舎の校地受入 龍谷大学・ハーバード大学創立350周年・日米国際シンポジウム開催 |
1989(平成元) | 瀬田学舎開設 理工学部・社会学部開設 びわこ文化公園都市の西端に位置する瀬田学舎は、豊かな自然と文化遺産に囲まれた好環境にあります。高度な実験機器を導入した実験棟をはじめハイテク設備を駆使した教室、それに大学の開放性の象徴としてのRECホールなどが広々としたキャンパスに点在。21世紀型学舎として注目を 集めています。 創立350周年記念式典 地域総合研究所(現・国際社会文化研究所)、科学技術共同研究センター開設 受験者数50,000人突破
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1991(平成 3) | 大学院社会学研究科(修士課程・博士後期課程)を設立 大学院社会学研究科修士課程が昼夜開講、社会人入試をはじめる 第3次長期計画がスタート 瀬田学舎・龍谷エクステンションセンター(REC)を設置 |
1992(平成 4) | 文学部仏教学科真宗学専攻、文学科国文学専攻・英文学専攻を真宗学科、日本語日本文学科、英語英米文学科に学科改組・法学部に政治学科を開設。短期大学部専攻科に福祉専攻を開設。 大学院経済学研究科社会人特別選抜入試をはじめる |
1993(平成 5) | 大学院理工学研究科数理情報学専攻、電子情報学専攻、機械システム工学専攻、物質化学専攻修士課程を開設。 |
1994(平成 6) | 大学院文学研究科教育学専攻・修士課程を開設 大学院文学研究科・法学研究科・経済学研究科・経営学研究科の各修士課程が昼夜開講、社会人への門戸を開く |
1995(平成 7) | 大学院理工学研究科・博士後期課程を開設 |
1996(平成 8) | 国際文化学部開設 |
1997(平成 9) | 文学部・経済学部・経営学部を昼夜開講し、夜間主コース開設 瀬田学舎 ハイテク・リサーチ・センター(HRC)を開設 |
1998(平成10) | 社会学部地域福祉学科・臨床福祉学科開設(社会福祉学科からの改組) 深草学舎21号館竣工 龍谷大学福祉フォーラム開設 瀬田学舎福祉実習棟(6号館)竣工 |
1999(平成11) | 瀬田学舎開設10周年記念事業 |
2000(平成12) | 大学院文学研究科教育学専攻博士後期課程開設 大学院国際文化学研究科修士課程開設 第4次長期計画がスタート(~2009年まで) 「共生をめざすグローカル大学」を21世紀の龍谷大学像とする |
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2001(平成13) | 人間・科学・宗教総合研究センター設立 大学教育開発センター開設 龍谷ボランティア・NPO活動センター開設 古典籍デジタルアーカイブ研究センター開設 RECを再編し、REC滋賀に加え、REC京都を開設 |
2002(平成14) | 大学院国際文化学研究科博士後期課程開設 人間・科学・宗教オープンリサーチセンター開設 矯正・保護研究センター開設 瀬田学舎に「古典籍デジタルアーカイブ研究センター棟(瑞光館)」竣工 |
2003(平成15) | 理工学部情報メディア学科・環境ソリューション工学科開設 大学院法学研究科・経済学研究科共同運営による「NPO・地方行政研究コース」開設 |
2004(平成16) | 社会学部コミュニティマネジメント学科開設 里山学・地域共生オープン・リサーチ・センター開設 |
2005(平成17) | 大学院法務研究科(法科大学院)開設 アフラシア平和開発研究センター開設 東京オフィスを開設 知的財産センターを開設 |
2006(平成18) | 大宮図書館改修工事が竣工 Ryukoku University Berkeley Center(龍谷大学バークレーセンター:RUBeC)を開設 経済学部経済学科を現代経済学科・国際経済学科に改組 深草学舎中央広場を改修 文部科学省学術研究高度化推進事業「革新的材料・プロセス研究センター」を設置 文部科学省学術研究高度化推進事業「情報通信システム研究センター」を設置 瀬田学舎に「智光館」(アフラシア平和開発研究センター)を開設 |
2007(平成19) | 大学基準協会評価を申請し、大学基準に適合している旨の認定を受ける 理工学研究科情報メディア学専攻・環境ソリューション工学専攻修士課程開設 小学校教諭免許状取得支援制度を開始 |
2008(平成20) | 大学院文学研究科教育学専攻が臨床心理士第1種指定大学院となる 平安高等学校・中学校の付属化 大阪オフィスを開設
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2009(平成21) | 理工学研究科情報メディア学専攻・環境ソリューション工学専攻博士課程開設 実践真宗学研究科を開設 創立370周年記念事業式典 |
2010(平成22) | 第5次長期計画がスタート(~2019年まで) 龍谷大学アバンティ響都ホールを開館 JR瀬田駅近隣にバスターミナルを整備 矯正・保護総合センターを開設 アジア仏教文化研究センターを開設 現代インド研究センターを開設 鳥取県との連携に関する協定を締結 大英図書館との覚書を締結 インド文化交流評議会と覚書を締結 |
2011(平成23) | 龍谷ミュージアムを開設 政策学部・大学院政策学研究科を開設 短期大学部改組・こども教育学科を開設 |
2012(平成24) | 文学部臨床心理学科を開設 大学院文学研究科臨床心理学専攻修士課程を開設 大学院文学研究科臨床心理学専攻博士後期課程を開設 農学研究所開設(現・食と農の総合研究所) |
2013(平成25) | 学校法人龍谷大学100%出資の事業法人 龍谷メルシー株式会社を設立 深草町家キャンパスを開設 地域貢献型メガソーラー発電所 龍谷ソーラーパークを設置 |
2015(平成27) | 国際文化学部を国際学部に改組し、深草キャンパスに移転 農学部を開設 世界仏教文化研究センターを設置 学校法人平安学園と法人合併 |
2016(平成28) | 文学部歴史学科文化遺産学専攻を開設 社会学部地域福祉学科、臨床福祉学科を現代福祉学科に学科改組 |
2018(平成30) | 大学院農学研究科食農科学専攻修士課程・博士課程を開設 |
2019(平成31) | 大学院国際文化学研究科国際文化学専攻修士課程および博士課程を大学院国際学研究科国際文化学専攻、グローバルスタディーズ専攻、言語コミュニケーション専攻修士課程および国際文化学専攻、グローバルスタディーズ専攻博士課程に研究科改組 創立380周年記念事業式典 |
2020(令和2) | 龍谷大学基本構想400がスタート(~2039年まで) 理工学部数理情報学科、電子情報学科、機械システム工学科、物質科学科、情報メディア学科および環境ソリューション工学科を先端理工学部数理・情報科学課程、知能情報メディア課程、電子情報通信課程、機械工学・ロボティクス課程、応用化学課程、環境生態工学課程に学部改組 |
2023(令和5) | 心理学部心理学科を開設 農学部の植物生命科学科を生命科学科に、資源生物科学科を農学科に名称変更 |
2024(令和6) | 理工学研究科 数理情報学専攻、電子情報学専攻、機械システム工学専攻、物質化学専攻、情報メディア学専攻、環境ソリューション工学専攻 修士課程および博士課程を、先端理工学研究科 先端理工学専攻 修士課程および博士課程に研究科改組する。 |